鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

信じれないが

ハロプロを引っ張る一番の年長グループとなった℃-ute。8月の解散を発表して以来、初のリリースとなったシングル表題作3曲のうち『Singing〜あの頃のように〜』は、まさに℃-uteの――というよりはむしろメンバーひとりひとりが「これまで」を回想するような歌詞で、大きな区切りを前にしていることを実感させられます。
生ではないゆえにリズムパートなどの電子音と馴染みの良いオーケストラサウンドの生み出す心地よさや、スケールから外れた半音の音を使ったサビのメロディも印象に残るところなのですが、この曲で私が一番ポイントだと感じたのは「信じれないが」という歌詞の一節でした。
文法から言えば「信じられないが」が正しいですし、若い女性が歌う歌詞であれば「〜が」という言い回しは普通なら避けるところかもしれません。しかし、そこで「信じれないが」なところが、この曲を作ったつんく♂さんらしいところなのかもしれません。



そして、この「信じれないが」という一節は、ずっと見守ってきた人の心境でもあるのかもしれないと思うのです。