鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

柔軟に

9月23日にオンエアされたラジオ日本『モーニング娘。'17のモーニング女学院 〜放課後ミーティング〜』の中で、印象に残ったやり取りがありました。


あるテーマに対して出席メンバーひとりひとりが答えを挙げていくオープニングのコーナーで、この日のテーマは「モーニング娘。で一番涙もろいメンバーといえば」。
このテーマに対して佐藤優樹さんは「“涙もろい”がよくわかりません」と答えたのですが、そのあとで佐藤さん自身が語ったその理由が興味深かったです。


「涙もろいってそもそもなに? だってさ、人によってはこの感情は……」
「はるなんは、メンバーのことを思って感動するタイプ。人のこととか、よくちゃんと知りあったことの感動に関して泣くタイプ。小田んごは、自分がお話したりとか緊張するとちょっと涙が出るタイプ。その種類に関して、優樹は個別になっちゃうんだよね」


ほかの出席メンバー・飯窪春菜さんと小田さくらさんと会話をしながらの説明だったので、話が途中で切れてしまったような部分もありますが、私はこの佐藤さんの説明、すごく面白いと思ったんですよね。
たぶん佐藤さんが言おうとしていたのは「すぐ泣く人もなく理由や感情がそれぞれ違うから“涙もろい”という言葉でひとつにくくれない」ということではないかと思います。


感情を表す言葉はたくさんあって、でも言葉がある分、感情を表現するときに、どこか無意識に言葉の表すことに合わせてしまっているところはあるのかもしれません。
佐藤さんは、既存の言葉に感情を当てはめるのではなくて、もっと適したかたちで感情を言葉にしたいと思っているのかもしれないと思いました。ときおり、ちょっと不思議に思える言葉の使い方をしたりするのも、感情に似合う言葉、ふさわしい言葉を探した結果なのかもしれません。


言葉は大事だけれど、言葉の枠組みにとらわれ過ぎてしまうことのないよう、柔軟でありたい。
そんなことを思った佐藤さんの発言でした。



という内容をradikoのタイムフリーで当該回が聴けるうちに更新しようと思っていたんだけど間に合わなかったの。すまん。