鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

小川麻琴 Christmas Live 2011

18日、原宿ラドンナでおこなわれた『小川麻琴 Christmas Live 2011』夜の公演に行ってきました。なんせ小川さん久々のソロライブですよ。おまけにゲストが保田さんですよ。もうお前は来いといわれているようなもんですよ。


さて、今回のライブは、選曲的には一昨年、昨年と小川さんがやったフォークライブの路線を継承したものだったかな。フォーク・ニューミュージックと呼ばれるジャンルの曲で、ポピュラーなナンバーを中心とした構成になっておりました。
小川さんにとっては「じっくり歌う」ということをテーマにおいていたのかな、と思います。『ふるさと』(娘。の)や『秋桜』などがセットリストに入っていて、曲間のトークでは自身の家族について話してみたり、アンコールでは3月の震災後の心境を語ったあとで『時代』を歌ったりと、歌によって想いを伝える、歌に想いを託す、ということをつよく意識していたように感じました。
小川さんの歌は、もうすっかり安定してるなという印象。私は小川さんのファルセットにすごく魅力を感じるのですが、それも充分堪能できました。


そしてゲストの保田さん。ソロで1曲、小川さんとのデュエットで1曲と、出番は決して多くありませんでしたが、ソロで本人作詞・作曲の曲を歌ったのは個人的に嬉しいところでした。10日前にも保田さん自身のライブで同じ曲を違うメンバーによる演奏で聴いていて、またこんな短い間で聴けるというのも嬉しかったし、やっぱりこれまでは保田さんのソロや2期コンビでのライブでしか自作曲は披露される機会がなくて、狭い範囲に限られていたところってあると思うんですよね。今回、小川さんのライブで初めて聴いたという方も少なからずいただろうし、いま保田さんがこういうことをやっているって知ってもらう機会になったのは大きいかなと。
それは娘。OG同士でもそうで、小川さんも今回のリハで初めて保田さんの曲を聴いたそうで「普通にいい曲で驚いた」みたいなことも話していましたし、ブログ*1によるとこの日のライブは高橋さんも観にきていたそう。先輩がこんなこともやってるんだよって後輩ふたりが知ってくれたというのは嬉しいことです。このふたり経由でさらに広がるかもしれないしね。
小川さんと保田さんのデュエットも、予想以上にふたりの歌声がマッチして心地よかったです。歌ったのは『待つわ』。ふたりのハモりを聴いて、ソロライブで唯一物足りないと思ったのはハーモニーの心地よさだったんだなって気づいたりしました。


いまのところの予定では、ハロプロ関係以外も含めて2011年に音楽ライブを観にいくのはこれが最後。よい2011年の締めとなりました。


今回のライブは保田さんのライブとは異なり、同期は使わない完全なアコースティック編成でした。
メンバーは、パーカッションに源八さん、ピアノに桜田さん、ギターに古澤さんの3人編成。ライブでもブログでも名字しか紹介されていないのですが、パーカッションは以前にもハロ系のライブに参加されている関口源八さんですね。ピアノは桜田ひろたか(泰啓)さん、ギターは古澤衛さんではないかと思うのですが、確認はできないっす。
源八さんはカホンを核にボンゴやウィンドチャイムやタンバリンなど多くの楽器を揃えたセット。もちろんこの日唯一のクリスマスナンバー『Santa Claus is Coming to Town』では欠かせない鈴の音も。
古澤さんはスチール弦の6弦と12弦、カッタウェイ付きのエレガットの3本。スチール弦はヤマハっぽく見えました。
桜田さんは会場のピアノと『部屋とYシャツと私』では鍵盤ハーモニカをプレイ。今回、私の席(指定席)はいままでの人生でこんなにピアノ演奏を間近で見たことないってくらいピアノに近くて、『ふるさと』のイントロのフレーズのエモーショナルな演奏や『Santa Claus is Coming to Town』のグリッサンドの連発など、じっくりと堪能させていただきました。


もちろん、舞台などの活動も楽しみだけど、やはり歌っているところを観られるのが一番楽しい。来年も小川さん、そして保田さんもソロライブの機会を楽しみにしています。