鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

エルダークラブコンサート

Hello! Project 2009 Winter エルダークラブ公演の10日昼の回を観てきました。
詳しい内容については触れていないつもりですが、「続きを読む」で畳んでおきます。今後の公演をご覧になる予定で先入観なくご覧になりたい方は飛ばしてください。






今回のコンサートは、エルダークラブハロプロからの卒業を控えて、エルダの面々がこれまで積み重ねてきたものを総括する内容になっていたと思います。
なぜこの曲を歌うのか、なぜこのメンバーで歌うのか。それをいちいち説明するような言葉はありません。でも、それでもわかるよね、伝わるよね。そんな作り手の観衆への信頼が感じられるような構成であり、演出でした。
その“信頼”は、絆と言い換えることもできるかもしれません。客席と、ステージ上の演者と、そしてその背後にいる作り手たちとを結ぶ絆。そんな絆がはっきり見えるコンサートでした。


ただ、出演者の中で一部の年少メンバーについては、存在感を充分に発揮することができず、もしかしたら本人たちも居心地の悪さのようなものを感じていたかもしれません。それは、このコンサートに明確な意味を持たせる上でやむを得なかったものだと思います。
ごめんね、一緒にステージに立ったお姉さんたちは、まだあなたたちが持っていない歴史って奴をしょっているんですよ。



個人的には、このコンサートを観る中で、エルダークラブハロプロから卒業していくことの寂しさを初めて強く感じさせられました。
すでに緩やかな集合体となっているエルダークラブは、ハロプロという枠を離れたからといって大きく変わりはしないのではないか。昨年10月にエルダ卒業が発表になったときにそう思ったし、それ以来その考えはずっと変わっていませんでした。
でも、それは間違っていたのだと思います。エルダークラブのこのメンバーだからこそ生み出されるものは、確実にありました。そしてそれは、もうすぐ失われていくのです。
いまは、それを最高に近いかたちで魅せてくれたことと、それを会場で体験できたことに。そう、ここでふさわしいのは、やはり“感謝”という言葉かなと思うのです。