鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

ハロプロ楽曲大賞2006

ハロプロ楽曲大賞2006への投票をすませました。
私の投票は以下の通りです。

楽曲部門

  • レインボーピンク重ピンクこはっピンク:3点
    人工甘味料と着色料満載のお菓子みたいな作り物感あふれる甘さ。それだけに中毒性が高い。アルバム収録曲ゆえにここまで徹底できた1曲だと思う。
  • I'm in Love/安倍なつみ:2.5点
    ストリングスとピアノの絡みの気持ち良さ。そしてこの歌詞に『I'm in Love』というタイトルを付けるセンスに脱帽。
  • まっさらブルージーンズ℃-ute:2点
    全編にわたってベースを前面に押し出した大胆なアレンジ(このベースはスラップではなくチョッパーと呼びたい)が、歌詞の下世話な感じとマッチ。急き立てるように言葉が詰め込まれたサビも曲のモチーフであろう“少女の焦燥感”をうまく感じさせている。
  • SUGAO-flavor月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。):1.5点
    まだ色の付いていない久住小春の素直なボーカルが心地良く響く1曲。一人称が「わたし」ではなく「あたし」なのは重要なポイント。
  • Mystery of Life/ミュージカル『リボンの騎士』より:1点
    ミュージカル楽曲は外すつもりだったが、この曲のメロディーラインの耳に残る感じは捨てがたかった。ミュージカルから離れた独立した楽曲としても成立し得る曲だと思うので一票。

PV部門

  • 歩いてる/モーニング娘。:3点
    おそらく“ナチュラル”がテーマにされていたのだろう。久々の屋外ロケでそのテーマ通りの娘。の魅力が引き出されている。
  • 恋☆カナ月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。):2.5点
    これはとにかく理屈ぬきに楽しい。異なったふたつの衣裳パターンを“アイドルとそれを見ている少女”という形で活かしているのも効果的。
  • メロディーズ/GAM:0.5点
    さすがに狙い過ぎな印象は拭えないのだが、それでも食事シーンのエロティックな雰囲気は見事だった。ただ、歌部分の映像が単調に感じてしまったのが減点ポイント。

推しメン部門

  • 保田圭
    今年は楽曲、PVとも推しメンの曲に投票できなかったのは残念。

選考過程みたいなもの

楽曲部門については、1位から4位までは順位や点数で多少迷ったもののスムーズに決められました。いずれも初めて聴いた時点から気に入って、楽曲大賞に選ぶとしたら有力候補だなと思っていた曲です。
迷ったのは残る1曲。選考理由にも書きましたが、当初はミュージカルの楽曲はほかの楽曲と同列に考えられるものではないと思い、候補から除外していました。しかし、ポップミュージックの歴史を振り返ればミュージカルからスタンダード・ナンバー化した曲も多いわけだし、「ミュージカルの曲だから」という理由だけで除外するのは正しい判断ではないかなと考え直したわけです。
とはいえ、あまりミュージカルの内容やストーリーに密接に結びついていて、独立した楽曲として考えにくい曲に入れるのはやはり不適当かなとも思いました。ふたつの異なったメロディーが見事に絡み合う『葬送』は音楽的に良くできた曲ですし、気に入った曲なのですが、あれはやはりミュージカルのあの場面で歌われてこその劇中歌という観点から除外。
『Mystery of Life』は、ミュージカル以外の場で歌われたとしてもギリギリ成立するかなと思って候補に残し、ほかの曲と並べて考えた末、ラスト1曲に選ぶことにしました。
その最終段階で悩みつつランク外にした次点は『歩いてる』。『歩いてる』は選考期間内終盤近くなってからのリリースで印象も強かったのでかなり迷いましたが、ここでは落としました(その代わりPV部門では迷いなく1位に)。
そのほか、娘。の『INDIGO BLUE LOVE』『無色透明なままで』、月島きらりの『水色メロディ』などが終盤まで候補に残していた曲です。


PV部門は、今年は『恋☆カナ』がぶっち切りで1位に決まりカナ、と思っていたのですが、11月に『歩いてる』を観て一気にこれがトップへと躍り出ました。
そんなことで上位2曲はすんなり決まり、あと1曲をどうするかと考え、結局狙いにマンマとはまっててみようと。私的にはキスシーンとか一緒のベッドのシーンってのはそんなに惹かれないんですけど、食事のシーンはたしかにエロティック。その部分に点を入れたようなものです。
実は投票直前になって『ALL FOR ONE & ONE FOR ALL! (Dance Shot Ver.)』が対象曲だと気づいて悩んだんですけど、やはり今年選ぶ曲ではないなと思い、『メロディーズ』に譲りました。
そのほか最近のPVだと℃-uteの『即 抱きしめて』はかなり面白かったんですけど、曲の内容と映像のイメージが違いすぎるのがマイナスポイントでした。


そんな感じで選んだ今回の曲。集計された実際のランキングがどうなるか楽しみにしています。