鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

『僕たち可憐な少年合唱部』

3月14日より23日までシアターグリーンBox in Boxで上演されたミュージカル『僕たち可憐な少年合唱団』、私は20日の公演を観劇してきました。
ハロプロ研修生の選抜メンバー8名が主演をつとめる舞台ですが、共演が保田圭さんと小川麻琴さん。おふたりは以前にも小川さん主演の『桃色書店へようこそ』で共演はしているものの、そのときは保田さんが日替わりゲストで「保田圭」として出演するというかたちでの共演だったため、ふたりとも役を演じての共演は娘。卒業後は初なわけでして、おふたりのファンである私としては絶対に見逃せない舞台だったわけです。(の割には前売り券買い逃したんですけどね)


詳しくストーリーに触れたりはしませんが、舞台の内容に触れるので、ここからは「続きを読む」でどうぞ。






劇の舞台となるのは伝統ある音楽学校。寄宿舎でともに生活しながらコンクールに向け練習に励んでいる4人の少女のひとりに、誰も予想もしなかったような“ある出来事”が起こることから始まる物語です。
保田さんが演じたのは、生徒から怖れられていシスターアマダ。小川さんが演じたのは、少女に起きた出来事の謎を知り、ほかの3人の生徒を導く役割を果たす天使のソフィア。劇の中心となるのはハロプロ研修生たちですが、研修生8人と保田さん、小川さんの10人だけで、脇役である保田さんと小川さんの出番も多く、それぞれの見せ場や、ふたりでの見せ場もあり、おふたりが目当てだった私にとっては予想以上に楽しめる舞台でした。
ただですね。小川さん演じるソフィアは一部の登場人物にしか姿が見えないという設定でして、そのため保田さんと小川さんが一緒に舞台に登場している場面も少なくないのですが、ふたりがセリフを交わす場面は一切ないという。次はセリフで絡む共演も見たいな(笑)。


今回の主役である研修生のみなさんについても少し。
私が観劇した「気球にのってどこまでも編」は、メインキャスト4人の中に話題の佐々木莉佳子さんがいる組だったのですが、やはりルックス的にすごく目を引く人だなと。舞台に4人が登場したときにまず目が行くのは彼女でした。
もうひとり研修生で印象に残ったのは、山岸理子さん。いつもオドオドしている引っ込み思案な子という特徴的な設定の役ではあったのですが、セリフや動作だけでなく、たたずまいでそのキャラクターの人物像を表現しているように感じました。
そして研修生全員について思ったのは、演技経験の浅いメンバーがほとんどでも、その経験の浅さをまったく感じさせないということでした。
稽古場や舞台裏ではどうかわかりませんが、少なくとも舞台の上では、経験の多い保田さんや小川さんに助けられたり支えられたりするのではなく、しっかりと対等な演者として立っているように見えました。
私は今回「気球にのってどこまでも編」のみの観劇でしたが、「アニーロリー編」ではもうひと組のメインキャストがそれぞれの役をどう演じるのか、また今回のメインキャストがもう一方の役をどう演じるのかも、興味がわく舞台でした。


今回のようなハロプロOGと研修生の共演、面白いと思います。またこういう企画があれば観てみたいところです。