鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

心に咲く花は君の香り

『こもれびの中で 2009』千秋楽を観にいってきました。
前日までの公演や、小川さんの公式サイトでも予告がありましたけど、千秋楽とあって、終幕後、小川さんを除いた出演者のあいさつに続いて“予告編”上演という趣向がありました。
舞台に幕が下りたあと、おもむろに流れる『魂のルフラン』。そして幕が開くとそこには日本刀を構えた小川さんが! 男性劇団員のみなさんを相手に、斬って斬って斬りまくる殺陣を披露してくれました。
「謎の女殺し屋。彼女に平穏は訪れるのか? 小川麻琴初のアクション、『THE OTHER SIDE OF こもれびの中で 上海編』」
だそうです(笑)。
衣裳は劇中のダンスシーンで着ていた衣裳で、17日の公演後のあいさつで西澤先生が予告していたチャイナドレスではなかったのが残念でした(笑)。


無事、全公演を終えた『こもれびの中で 2009』。もともと小川さんありきで実現した舞台でしたが、主役だからといって楽に目立てる舞台ではなかったと思います。
高校の女子バスケット部員たちの群像劇です。どの役にも見せ場があります。むしろ、主人公である柴崎カナより、ほかの役のほうが強く印象に残る場面が多かったかもしれません。しかも、どの役を演じる役者さんも、すごい力のあるお芝居をされています。
だから、「実質的な主役は○○さんだったよね」という見られ方をしても不思議ではなかったはずです。でもその中で、小川さんはしっかりと自分の力で、このお芝居の“主役”というポジションを掴んでいたと思います。


こうして素晴しい舞台に小川さんを立たせてくれた西澤先生、共演者のみなさん、表に裏に支えてくださった劇団のみなさん、そして、おそらくビジネスとしてだけ考えたら決しておいしくはないであろう場にちゃんと小川さんを送り出してくれた事務所の方たち、このお芝居に関わったすべての方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。
劇の内容に関しては、また機会を改めて書くかもしれません。
ただ、いまはとにかく、ありがとう。