鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

サマー・パーティ

5月に書いたエントリーのタイトルを改めて見返したら、20日のタイトルが「夏、来い」、31日が「夏が来た」と、別に意図してやったわけではなかったのですが1回挟んで並んでおりまして、思わず笑ってしまいました。どっちもハロプロ楽曲についてのエントリーで、今年は“夏ソング”が豊作だなと思っていたのですが、Dohhh UP!で配信が始まった真野さんの新曲『世界は サマー・パーティ』がまた素晴しい“夏ソング”。
「デッデッデー デッデッデデー」のリズムはお馴染みモータウン・ビートで、モータウン・ビート大好きの私にはもうこれだけたまらないのです。
面白かったのは、実はAメロではベース(生じゃないかもしれないけど)が冒頭に弾いてるくらいであとは細かい符割りで動き回っていたりと、「デッデッデー デッデッデデー」を刻んでいる楽器はないんですけど、全体としてなんとなくあのリズムが感じられるところ。あと、ラスト直前でアコースティックギターを高音側からかき上げたような音が左チャンネルで鳴るのがすごく耳に残ります。思わずそこだけリピートして数回聴いてしまいました。
歌詞も、世界の観光名所の地名をおりまぜるところが“いかにもアイドルポップス”って感じです*1。ただ、砂浜にピアノを置くのは楽器を傷めるからやめてあげてください(笑)。



ちょっと話がそれますが、モータウン・ビートはシュープリムースの『恋はあせらず』でポピュラーなものとなって洋の東西を問わず多くの楽曲に影響を与えているわけですけど、直接『恋はあせらず』の影響を感じさせるものと、ひとつのリズムパターンとして消化した上で取り入れられているものと2パターンあるように思います。娘。の曲で挙げると、『いいことある記念の瞬間』は前者で、『Hey!未来』は後者。その違いがどこかといわれると、ビートの重さとか抽象的な表現しかできないのですが。


さらに話がそれますけど、ポール・ウェラーが近年のライブでTHE JAM時代の『Town Called Malice』を、ドラム、ギター、ベース、本人のボーカル&ギター&タンバリン(これがモータウン・ビートの肝なのかも)というシンプルな編成でやっていたのがタイトでものすごくカッコよかったのでした。

*1:昔、偉人の名前が入った曲とか、名画のタイトルを入れた曲とかもあったですよ