8と16
2007年春のさいたまスーパーアリーナでの娘。コンサートを観ていたときだと思いますが、ふと、亀井さんってリズムの基本が8ビートなのでは、と感じました。ほかのメンバーは16ビートが基本になっていると思います。これはほんとに単なる個人的な印象なんで、どこでそう思ったのかとか根拠はなんなのかと聞かれるとうまく答えられないのですけど。もちろん、亀井さんが16ビートに乗れてないということではなくて、8の半分ととることで16に乗っているんじゃないかと思います。
で、そのときに思ったのが、だから『春 ビューティフル エブリデイ』は亀井さんの曲だったのか、ということでした。あの曲は最近の娘。ではむしろ珍しいスクエアな8ビートな楽曲で、いまの娘。の中でその8ビートに一番ハマって歌えるのが亀井さんなのでは、と思ったものでした。
ニューアルバムで亀井さんがソロ歌っている『片思いの終わりに』を聴いて、その印象も案外外れてはいなかったのかも、と思っています。あのニュアンスは、現在の娘。の中でほかのメンバーが歌っても、きっと出せないものなのだと思います。