鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

保田さんライブ2013


12月8日、原宿のミュージックレストランLa Donnaでおこなわれた保田圭さんのバースデイライブ『保田圭バースデーLIVE〜ケメ子さん、ゾロ目だよ!!〜』2回目の公演を観てきました。
ここ数年は毎回違ったバンド編成でライブをおこなっている保田さんですが、今回のバンドはギター、バーカッション、ピアノのアコースティック3人編成。バンドメンバーのみによるおなじみの『Happy Birthday』のメロディに続いて保田さんが登場、娘。の『Good Morning』でライブはスタートしました。
今回は有志の方々の企画で1曲目に白いサイリウムを振るというサプライズがおこなわれまして、歌い終えた保田さんはその企画にトークの中で涙を見せる場面もありました。そして2曲目はやはり娘。の曲から、会場にちなんだのか『原宿6:00集合』。続けて保田さん自身の作詞作曲による『僕 Believe』。
最後のほうに演奏曲リストを載せておきますが、今回のライブは「保田さん在籍時の娘。(+ユニット)ナンバーと保田さんの自作曲」というのが明快な構成になっていたように感じました。
その中でほぼ唯一異彩を放っていたのが、クリスマスメドレーに続いて歌われた『潮騒のメモリー』。2013年に大きく話題になった曲なので歌われるのも不思議ではありませんが、なぜこの曲を選んだのかがそのあとのトークなどでもまったく触れられないという(笑)。
後半は、娘。の後輩・石川さんのために作曲した『ラブレター』のセルフカバーから、このライブのために作った新曲『Happy Birthday』と自作曲を続けて。
そして、娘。のころからつらいときに元気づけられた曲だったという『I WISH』で本編は終了。拍手に応えてのアンコールでは、初めて発表した自作曲である『君に届け』を歌い、33歳初ライブを締めくくりました。


今回のライブ、タイトルはちょっとおふざけ気味なところもありましたが(笑)、内容はいたってしっとりしたライブ。保田さんの歌は、個人的にはまた少し変化があったかな? と感じるもので、すごく伸びがあると同時に深さみたいなものを感じる、心地良い歌声でした。
もちろん、クリスマスメドレーの『White Christmas』では、毎回ソロライブではお馴染みのサックス演奏も披露してくれました。
ただ、ですね、今回はメドレーの曲が少なめということもあったり、自作曲でも歌われない曲があったり(!)、もうちょっと聴きたいな、って思ってしまったところはあります。アンコールの曲を歌い終えて保田さんがステージを去ったあとも再度のアンコールを求める(結局実現はしなかったのですが)拍手が続いたのは、同じように感じられた方がいらっしゃったのかなとも思っています。


今回のバンドメンバーは、ギターが古澤衛さん、パーカッションが関口源八さん、ピアノが荒幡亮平さんという編成で、古澤さんはマーティンのD-28か35と思われるドレッドノートタイプのギター、源八さんはカホンを中心にいろいろなパーカッションを揃えたセット、荒幡さんは会場のグランドピアノを使用しておりました
古澤さんと源八さんは以前に小川麻琴さんのライブで観ていたのですが、荒幡さんの加わった3人編成を私が観るのは初めて。この3人の演奏は、ちょっと黒っぽいノリを感じさせるグルーヴ感が素晴らしかったです。1曲目の『Good Morning』なんて、演奏を聴いていると自然に楽しくて笑えてきちゃう感じでした。
また、源八さんは保田さんがトークで『天城越え』のタイトルを出すと演歌でよく使われるパーカッション(ヴィブラスラップ)で「カーーーーン!」という音を鳴らしてくださるお茶目さも見せてくれたり。
あと、古澤さんが『君への歌〜Always Love』でミュートした音でのプレイを混ぜていたのがめちゃくちゃカッコよかったです。


最近は、YouTube配信の番組『UF LICKS』で娘。OBのライブの模様が流れることもあるので、保田さんのライブの模様も観られることを期待したいです。

セットリスト

    1. Good Morning
    2. 原宿6:00集合
    3. 僕 Believe(詞・曲:保田圭
    4. クリスマス・メドレー
    5. 潮騒のメモリー
    6. ぴったりしたいX'mas!
    7. ラブレター(詞:石川梨華・曲:保田圭
    8. 君への歌〜Always Love(詞・曲:保田圭
    9. Happy Birthday(新曲/詞・曲:保田圭
    10. I WISH

最後に、もう少しだけ。
今回のライブのアンコールで、保田さんが「今年はいろいろなことがあって、ファンのかたもいろいろな想いがあったと思います」といった内容のことを話していました。
まあ、今年は保田さんご自身のご結婚という大きな出来事がありましたから、この「いろいろなこと」というのは、結婚が一番大きなことだとは思うんですよね。
ただ、その話に続いて歌ったのは、保田さんひとりではなく、2期コンビで作った『君へ届け』。保田さんが初めて発表した自作曲という選曲理由なのかもしれないですし、私の考えすぎかもしれませんけど、でもやはりね、この曲を選んだことに保田さんが込めたものがあったのではないかと、そう思っています。