高橋さんがもう二十歳なんですねえ。
高橋さんは幼児性っていうか、無邪気な部分をずっと保ち続けている人だと思うのです。それがすごく活かされていたのが、ミュージカル『リボンの騎士』冒頭の、天上界におけるやりとり。「お薬飲んじゃった！」という、あのくだりで見せた無垢なニュアンスっていうのは高橋さん以外の誰にも出せないものだったと思います（それを的確に劇に取り入れた木村先生の慧眼には感嘆させられます）。
きっと高橋さんは、二十歳になっても、いくつになっても、その部分をずっと持ち続けていられる人なんだろうなと思うのです。
