鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

ありがとう、おめでとう。

「保田さんみたいに後輩に尊敬されるような先輩になります」
これは2003年の保田さん卒業コンサートで紺野さんが保田さんに言った言葉です。「なりたいと思います」ではなく「なります」と言ったところに、当時はまだどこか頼りなさげに見えた紺野さんの、内に秘めた強さを感じたものでした。




4月28日に紺野さんの卒業が発表されたときはショックでした。動揺もしましたし、なぜ卒業してしまうのかという疑問も感じました。しかし、時間が経つにつれ、紺野さんの卒業を納得できそうな気持ちになってきました。もちろん、娘。として、ハロプロメンバーとしての紺野さんをもっともっと見ていたかったという思いはあります。しかし、紺野さんはいままでに存分にその活躍を見せてくれたのではないかと。それなら、それで良いのではないか。
ただ、ひとつ気になっていたのは、冒頭に書いた、あの日の紺野さんの言葉でした。
当時の保田さんと今の紺野さん。年齢も違うし、後輩の数も違う。そして娘。のメンバー同士の関係性も、当時と今とでは異なっているように思えます。紺野さんが下のメンバーたちにとって“良き先輩”であったろうことは間違いないのだけれど、“尊敬される先輩”にはなれたのだろうか? それが気がかりでした。


最終回となったモーニングチャンネルでは、メンバー8人が卒業する紺野さん、小川さんへのメッセージを書いています。そこで、久住さんはこんなメッセージを紺野さんに贈っています。
「紺野さんは、小春の中では何でも丁寧にゆっくりする人でした。そんな紺野さんをいつも尊敬していました。これからも、そんな紺野さんでいてください」
これを読んだとき、私は自分の中に引っかかっていたものがすっと消えていくような感覚を覚えました。
紺野さんは、ちゃんとあの日ステージで誓った約束を達成して卒業していくんですね。努力して、やり遂げて、そして旅立っていくのだから、私はそれをちゃんとお祝いしたいと思います。
そして久住さんには感謝の気持ちを感じています。久住さんのメッセージのおかげで、私は心おきなく紺野さんの卒業をお祝いすることができそうです。




ありがとう。
そして、改めて、おめでとう。