鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

もうひとつのサンライズ

ハロー!プロジェクトで現在のところ最新ユニットとなるつばきファクトリー、メジャーデビューも間近に迫り、メジャーデビューシングル収録の3曲もすでにYouTubeでミュージックビデオが公式配信中。CDのリリースが楽しみなところです。

さて、先日配信されたYouTubeオリジナル番組『アプカミ』第55回では、メジャーデビューシングル収録曲の1曲『初恋サンライズ』ボーカルレコーディングの様子を見ることができます。(25分くらいから)



このレコーディング時に流れているバックトラックの音を聴くと、完成した曲とはやや印象が異なることに気づきます。
完成した曲でもエレキギターのカッティングが印象的な曲ですが、ボーカルレコーディング時に流れているバックトラックでは、もう1本の歪んだギターが随所でキメとなるようなフレーズを弾いていたり、どうも間奏もギターソロだったようです。


ここからは私の勝手な想像ですが、当初アレンジャーが仕上げた段階では、完成したバージョンよりもギターが目立つ、ハロプロの楽曲で例えるなら℃-uteの『悲しきヘヴン』のような雰囲気も持ったサウンドだったのかもしれません。
それが、ボーカルを録り終わったあとで、完成したかたちのようにイントロや間奏に加工したボーカルを使ったり、曲中でもボーカルに目立つエフェクトをかけるようなサウンドの方向性が決定。それ合わせ、よりアーティフィシャルなサウンドを指向してギターのパートをシンセに差し替えるという作業がおこなわれたのでは。完成したバージョンでも活かされているギターのカッティングも、ボーカル録り時点より深くエフェクトが掛けられているような気もします。


そんなふうに曲の制作過程を想像してみるのも面白いことかなと思っています。