鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

過渡期と予感

12月24日、吉祥寺CLUB SEATAで開催されたLoVendoЯのクリスマス・ライブ『LoVendoЯ ライブ 2016 X’mas〜LOVE LOVE LoVendoЯ〜』を観てきました。
9月のライブをもってギターの魚住さんがグループを卒業、3人体制となって初のライブは、田中さんのライブ当日のブログにも書かれているとおり、ドラムにミズキさん、ベースにZweiのMeguさんというお馴染みのサポートメンバーに加え、ギターにもじろうさんというサポートメンバーを迎えてのライブでした。
この「じろうさん」、ライブでもフルネームは紹介されていないのですが、たぶんLoVendoЯの2014年リリースのミニアルバム『不器用』から最新シングルまで編曲やレコーディングに参加している宮永治郎さんだと思います。
基本的に魚住さんが弾いていたパートをそのままサポートのじろうさんが弾くという分担になっていたと思います。


で、率直に書くと今回のライブは「過渡期のライブ」なのかなという印象を受けました。
魚住さん卒業後、まだ約2時間のワンマンライブをフルでやれるだけのLoVendoЯの新しいかたちを作りあげるまでには至っていなくて、だから初期からLoVendoЯに関わっていてLoVendoЯLoVendoЯの楽曲をよく知っている宮永さんをサポートに迎えて、4人体制時とほぼ変わらないかたちでやったのが今回のライブだったのかなと感じています。
そう思った理由はもうひとつあって、ギターの宮澤さんがブログで紹介していた新しいギター“仗助くん”が今回のライブでは登場しなかったんですよね。
このギターは新生LoVendoЯに向けて用意されたものなのかなと思っていたので、このニューギアが登場しなかったということは、まだ新生LoVendoЯが幕を開ける時ではないのかなと思ったりしたのです。


一方で、新しいLoVendoЯの予感も随所に見えるライブでした。大きかったのはライブ中盤『NUMBER(S)』で岡田さんがピアノを弾きながら歌ったこと。今回はこの1曲だけでしたが、ボーカル、ギター、ピアノというLoVendoЯのかたちも今後見られるのかと期待が膨らむところでした。
そして今回のライブでアンコールの最後に歌われたのは、ライブでの披露は久々となる中島卓偉さんのカバー曲『だけどもう一度 それでももう一度』。曲のラストで繰り返される「You can try again Try once more again」のフレーズは、これからのLoVendoЯ自身の「挑戦」の宣言であるようにも思えました。




ライブの前日に配信開始となったYouTube番組『アプカミ』第48回で少しだけ流れた、今回のライブでは披露されなかった岡田さん作詞作曲による新曲も、これからの新しいLoVendoЯを予感させてくれるもの。



2017年に本格的に稼働しはじめるであろう新生LoVendoЯがどんな色を見せてくれるのか楽しみです。