MY DEAR BASS
7月25日にリットーミュージックから『MY DEAR BASS』という書籍が刊行されました。同社発行のベース専門誌『ベース・マガジン』創刊当初より続く同題の連載企画をまとめたものです。
MY DEAR BASS ベーシストが愛してやまぬ“この1本" (BASS MAGAZINE)
- 作者: ベース・マガジン編集部
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2016/07/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私にとってこの本が面白いのは、さまざまなベーシストの「楽器観」を知ることができることです。すごく細かなところにまでこだわる方もいればそうでない方もいますし、中には正反対の楽器観をお持ちの方もいらっしゃって、連載が1冊にまとまったことでその多様さがより見えやすくなっていると思います。
リットーミュージックの運営するサイト「デジマート」では、この書籍から岡沢章さんと故・佐久間正英さんの楽器を紹介したページが無料公開されています。佐久間さんの記事では、佐久間さんが楽器製作も手がけるようになったきっかけが語られており、重要なものかと思います。
書籍『MY DEAR BASS』では、何人かのベーシストが佐久間さん製作の楽器を愛器として紹介しており、佐久間さんの楽器に対する考え方が、楽器を通じて継承されていることを感じられるのもこの書籍の魅力だと思います。
つい先日配信されたアップフロント系列のYouTube番組『アプカミ』第26回の、こぶしファクトリー『オラはにんきもの』ベースレコーディングの模様では、スティング宮本さんが佐久間さん製作のベースを使用されています。
しばらく前に配信された第21回のアンジュルム『七転び八起き』ギターレコーディングでは、朝井泰生さんが佐久間さん製作のギターを使用されています(レコーディング終盤、イントロで使用)。
佐久間さんの『MY DEAR BASS』記事を読んでから上記映像を見るのも興味深いかもしれません。