鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

ハロプロ楽曲大賞2015

今年もこの時期恒例のイベント『ハロプロ楽曲大賞'15』に参加しました。
私の投票内容を記載しておきます。YouTubeに公式動画があるものは動画も貼っておきます。
(※日付は投票日の12月10日になっていますが、実際の更新は12月13日です。スミマセン)

楽曲部門

  1. 今すぐ飛び込む勇気モーニング娘。'15:4.5ポイント
    娘。の曲にしてはアクのない曲で、そこに物足りなさや娘。らしくないと感じる方もいると思います。しかし、そのアクのなさがいまの娘。'15の13人のまっすぐさと重なって、苦悩や挫折、嫉妬といったビターな感情を歌いながらもこの上なく正直で透明な曲になったと思っています。メロディの流れの中での自然な転調も心地よく、ギターを中心としつつもエフェクト処理で生っぽさを抑えたサウンドが娘。さんたちの声のエモーションを浮き立たせ、つよく訴える力を生み出していると思います。
  2. 『夕暮れは雨上がり』モーニング娘。'15:2.0ポイント
    失恋(と、それに象徴される別離、喪失)の歌ではありますが、歌詞はそれを越えて一歩を踏み出す「決意」を感じさせます。イントロからAメロ冒頭でメジャー感の明るさをほの見せるサウンドも歌詞のイメージを後押ししているよう。サビで使われるスケールから外れたピアノの音は決意をしても襲い来る不安を象徴するようで、だからこそ最後の「未来へ」とそのあとに続くフレーズにさまざまな想いを感じます。
  3. 『ドンデンガエシ』アンジュルム:2.0ポイント
    投票対象期間にリリースされた曲の中では個人的にもっとも「ハロプロっぽくない」感じのした1曲。それがアンジュルムの声で歌われることでほかのジャンルではない「アンジュルムの曲」になっていると感じました。ユニゾンの力強さはアンジュルムならではだと思います。ベースは5弦ベースを使っていると思うのですが、巧みに低音を使ったフレーズの組み立てが気持ちいいです。
  4. 『次の角を曲がれ』℃-ute:1.0ポイント
    本来カバー曲ではありますが、℃-uteと作詞・作曲者である中島卓偉さんとのある種のコラボレーションにもなっているように感じます。生楽器を中心としたサウンドに卓偉さん自身によるコーラスワークで広がりが加えられたサウンド℃-uteのボーカルと溶け合ってひとつの音となっているようで実に魅力的です。
  5. 『こんな愛しちゃ』吉川友:1.0ポイント
    「出会いによって変わっていく自分」を歌う、切なくもあたたかなミディアムナンバー。吉川さんのシンガーとしての魅力が堪能できる1曲だと思います。相手との関係を具体的に描写せずに想像させる歌詞に巧さを感じます。“帰りたくないよ。あぁ、私は、 あなたのいない思春期なんか。”という歌詞の一節にはやられました。

今年は娘。'15の『今すぐ飛び込む勇気』が自分にとって大きな曲でした。当然、まっ先にこの曲は決めたものの、ほかの4曲に関しては悩みました。ここ数年で最も悩んだほどかもしれません。
1年間、新しい曲が発表になるたびにワクワクして聴いて気に入った曲もたくさんあるのですが、いざ振り返っていると自分の中で引っかからずに「いい曲」として通りすぎてしまった曲が多かったような感じです。
ほかに候補として考えた曲は、℃-ute我武者LIFE』、アンジュルム『大器晩成』『臥薪嘗胆』、こぶしファクトリー『ドスコイ!ケンキョにダイタン』『念には念』などです。

MV部門

  1. 今すぐ飛び込む勇気モーニング娘。'15:3.0ポイント
    セット撮影のシンプルな構成ですが、閉鎖的な空間の中で歌う娘。さんたちの姿は、この曲が歌う「内面の葛藤」とそこから放たれようとする「意志」を感じさせ、曲の世界をヴィジュアルとして的確に表現していると感じています。無機的なセットの中で娘。さんの存在が浮かび立つのもサウンドにマッチしています。また個人的にこの曲は1番と2番で視点が違うように感じているのですが、最後でポーズの異なる娘。さんの姿が切り替わるのがそのふたつの視点を象徴しているように思え、その点でも曲を世界を表現しているように思っています。
  2. 『ドスコイ! ケンキョにダイタン』こぶしファクトリー:2.5ポイント
    実際の学校を使ったロケ撮影で、こぶしファクトリーのメンバーは走り回るしそれを撮影するカメラもひっきりなしに動き回っているしで、ひじょうに動きがあって映像に引き込まれます。メンバーの多彩な表情も楽しめコミカルな味付けもあり、曲の持つインパクトに負けないつよい印象を残すミュージックビデオに仕上がっていると思います。
  3. 『夕暮れは雨上がり』モーニング娘。'15:0.5ポイント
    このミュージックビデオに関しては、曲のエンディング、ピアノを引く身振りからそのままサヨナラと手振りになる佐藤さんの姿、理屈抜きに惹きつけられたその一点への投票です。


楽曲部門で動画を貼ったものは省略しています。
MV部門も楽曲部門同様、気に入ったミュージックビデオはたくさんありつつ、自分の中で「よくできたミュージックビデオ」で留まったものが多かったという印象です。やはりこちらも1位に挙げた『今すぐ飛び込む勇気』は迷うことなく選び、ほか2曲は引っかかるように印象が残っていたものを選びました。

推しメン部門

  • 保田圭
    おそらくこの先もたぶん変わらないし変わりようがない、私にとっての基本です。


ブログやツイッターなどでご自身の投票内容やコメントを書かれている方も多く、それらを読むのも結果発表とともに楽しみです。
この企画に参加することで改めて自分の中で確認することも多く、意義の多いイベントだと思っております。