鉄よりつよいもの。(旧)

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『モーニング娘。コンサートツアー2013秋 〜CHANCE!〜』日本武道館公演

11月28日、日本武道館に『モーニング娘。コンサートツアー2013秋 〜CHANCE!〜』を観にいってきました。
私はこの秋ツアーを観るのは武道館公演が初めて。すでにツアーのほかの公演をご覧になった方々から主にネット経由で聞いていた評判を確認しながら観ているような感覚もありました。
抱いていた期待を裏切ることのない公演。今ツアーは1公演だけの鑑賞となりましたが、その1公演でしっかり堪能できたコンサートでした。


このコンサートを観ていて感じたのは、いまのモーニング娘。のコンサートというのは「なにを見せるのか」がすごく明確なんだなということでした。
曲であれば、多くの旧曲がリメイクされていたのが象徴するように「いまの娘。の曲はこんなサウンドです」という明快なスタイルがある。
ステージパフォーマンスにしても、フォーメーションダンスという「いまの娘。のパフォーマンスはこんなパフォーマンスです」という明確なものがある。
さらに言うと、メンバー個々についても「この子はこういう子なんだ」と見せるべき部分がはっきりしているような印象を感じました。
「こういうコンサートをやって、こういう娘。を見せる」というしっかりした像が共有されていて、その描かれた輪郭に沿ってコンサートが作りあげられている。そういう感想を抱いています。
また、コンサート全体を貫くリズムというかグルーヴというものがあるとするならば、いまの娘。コンサートのそれはかつてとは明らかに違っているように感じて、2013年秋の、この10人のメンバーがいて作られる「いまのコンサート」であることを、改めて感じた武道館公演でもありました。