そこにある音
前にも話題にしました北原沙弥香さんのアルバム収録曲『春のグラデーション』、ヘッドフォンで聴くとわかりやすいと思うのですけど、アコースティックギターでポジション移動の際に指が弦にこすれる「キュッ」って音まで入っているんですよね。(ビデオクリップで1:02から1:08あたりがわかりやすいかな?)
この「キュッ」って音って、ノイズととらえてなるべく避ける場合もあるわけですけど、それを込みでレコーディングしているということは、この曲のサウンドは「そこで鳴っている」という感覚を大事しているという、作り手の方々の姿勢を明確に示すものだと思います。
YouTubeで公式配信のビデオクリップはショートヴァージョンの上、本来のステレオの定位が味わえないので、ぜひCDや配信で購入して聴いていただきたいです。