鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

『LoVendoЯファーストライブツアー 〜ラベンダー〜』

3月27日に恵比寿LIQUIDROOMで開催されたLoVendoЯファーストツアー初日公演を観てきました。
感想を一言で言うと、予想以上に“バンド”だった! という感じです。
正直なところ、まだまだ固いなって感じはあったし、メンバーも周囲の人たちもLoVendoЯをどんなバンドにするのか探りながらやってるような印象も受けました。でも、それ以上にすごく可能性を感じたライブでした。


私がライブの中で印象深かった曲は、カバー曲の『春夏秋冬』でした。この曲ではギターの魚住さんが空間系のエフェクターを駆使したプレイをしていて、ほかの曲とは違った雰囲気を生み出していました。
このバンドはもっといろんなことができてしまうポテンシャルを持ったバンドなのではないかと、私の中ではこの曲を境にLoVendoЯへのイメージがガッと変わった1曲でした。


これまでにYouTubeで配信されているライブ映像では、魚住さんがリード、宮澤さんがサイドとギタリストのふたりにカチッと役割分担があるようにも見えましたが、実際にライブを見ると、1曲目に演奏されたオリジナル曲からふたりのツインリードもあったり、宮澤さんがリードもあったり、有機的にひとつのバンドになれているという感じ。
数曲では同期音源も使っていましたが、基本的にはメンバー4人とサポートメンバーふたりで、ギターをメインとしたサウンドを作っていくという明確な方向性を感じることもできました。


もちろん結成してまだそんなに時間が経ってないとあってカバー曲メインでしたが、やはりオリジナル曲2曲に「これがLoVendoЯだ」という“らしさ”が垣間見えていたような気がします。


リリースが発表された最初のCDはカバーアルバムですが、早くオリジナル曲もリリースしてほしいですね。
というか、オリジナル曲はライブ映像を公開してほしいんですよ。
本編ラストに演奏された『人生マニアック』という曲では宮澤茉凛嬢のタッピングがあったりするんですけど、このときの彼女はめちゃカッコいいですよ!


朝から雨で気温も低い日でしたが、ライブ終了時にはすっかり雨もやんでいて、まさにアンコールで演奏された『雨上がりの夜空に』にピッタリ。天候もLoVendoЯツアー幕開けにふさわしい演出をしてくれていたのかもしれません。