鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

保田さんライブ2012

12月23日に原宿La Donnaで開催された『保田圭Birthday LIVE2012 〜あなたと素敵なクリスマス〜』2回目の公演を観てきました。
一昨年から誕生日近辺に開催されてきた保田さんのソロライブ、今年は12月に舞台出演があったためでしょう、例年より少し遅めの23日開催となりまして、タイトルにも謳われているようにバースデイに加えてクリスマスライブともなりました。


La Donnaは昨年のバースデイライブと同じ会場。会場に入りステージを見ると、キーボード&ピアノ、ギターに加えてベースもセッティングしてあり、バンド形式かと期待が高まりました。


開演時間を迎え、まずバンドメンバー3人が登場して演奏を始める中登場した保田さんは(すでにご本人のブログで写真が掲載されてますけど)肩の出た白のミニドレス。大きなリボンのような飾りもあしらわれていて、クリスマスらしい雰囲気。そして曲もクリスマスライブらしく、タンポポの『聖なる鐘がひびく夜』からプッチモニの『ぴったりしたいX'mas!』とつながるメドレーでした。
最初の1曲(2曲?)を歌い終えると、客席も一緒に特製カクテルでライブ開催&保田さん誕生日&クリスマスイヴイヴを祝って乾杯。ちなみにカクテルは入場時に「ライブで乾杯するのでよろしければ」とお店の方から説明があって各自がオーダー。乾杯のタイミングに合わせて出してくれました。ステージ上の保田さんにも同じカクテルがお店の方から渡されたのですが、保田さんは一口飲んだだけで本人曰く「没収」(笑)。
本人作曲の2曲に続いてはリクエストメドレーに。
じっくりと歌いあげる『恋人よ』で幕を開けたメドレーは、続いてスタンダード・ナンバーの『Someone to watch over me』。恒例のサックス演奏は今回はこの曲で披露されたのですが、あらかじめサックスを構えているのではなく、ワンコーラス歌い終えたところでおもむろにステージに置かれていたサックスを構えて演奏を始めるのが、雰囲気のあるバンドの演奏とも相まって、なんというかもう「カッコよかった」です。
その次にやや間をあけて歌われたのは、なんとモーニング娘。の『One・Two・Three』。メドレーなのでサビの部分のみでしたが、おそらく原曲のままのキーで普段より高めの保田さんのボーカルが印象的でした。そして続いては、やはり娘。の『おもいで』。この2曲は、個人的にすごく頭の中にいろんな想いがめぐりました。『One・Two・Three』は、リリースされてる曲としてはひとつ前の、娘。さんの最新に近い曲ですよね。一方の『おもいで』は3枚目のアルバムに収録された、初期といっていい曲だと思います。それが続いて歌われたことで、保田さんがごく短い時間の中で、娘。の歴史を見せてくれたような気がしたのです。
℃-uteの曲や、まさにこのライブがおこなわれているときに東京ドームでコンサートをやっていたプリンセス プリンセスの曲も入ったメドレーに続いては、保田さん本人が「緊張する」を連発していたピアノ弾き語りでの自作曲『もう一度〜I miss you〜』。今回は曲を作った当時の、アレンジャーさんに渡すデモテープバージョンでの演奏ということだったので、シンプルな演奏かと予想していたのですが、イントロなどのフレーズなどもほぼ完成形に近いかたち。保田さんのピアノ演奏も滑らかで、すごいよかったです。
『もう一度〜I miss you〜』のあと、保田さんはピアノから再びステージセンターへと移動して石川梨華さんへの提供曲『ラブレター』。歌い終わったあと、石川さんのご両親の出会いがモチーフになっているという曲にまつわるトークがありました。あと、ここでゲストとして愛犬のパールが登場したんだったっけかな? ちょっと記憶が曖昧なのでこのあとのトークだったかもしれません、スミマセン。
そして、今年初めて出演したモノマネ番組で披露した曲と、トーナメントで勝ち残った場合に歌う予定だった曲2曲。一応モノマネで歌ったはずだったようですがあんま似てなかったです(笑)。さらにドリームモーニング娘。の『シャイニングバタフライ』。
ここで、クリスマスプレゼントとして、保田さん作詞作曲の『君への歌〜Always Love』がYouTubeで配信されることになったという嬉しい発表もあり、その『君への歌〜Always Love』。最後はアップテンポの自作曲『Big Peace』で本編は終了。


拍手に応えて登場のアンコールでは、保田さんはサンタ風の衣裳に! たしかね、本編終了からアンコールまでってそんな時間あいてなかったと思うんですよ。でも衣裳が変わっていたのでちょっとビックリしましたし、正直「ああっ、かわいいいいいい!!」というのが率直な気持ちでした(笑)。
アンコールはまず保田さんも手に鈴を持ってのクリスマスソングメドレー。
そしてスペシャルゲストに矢口真里さんを迎えてデュエットでタンポポの『王子様と雪の夜』。矢口さんからの「ゼクシィ」最新号という手厳しいプレゼントを渡されたり、今年開催の宴会ツアーの思い出など盛り沢山なトークで盛り上がったあとは、ふたりでしっとりと『君に届け』。
矢口さんを送り出して最後は、盛り上がる『ちょこっとLOVE』をやや抑え目のフリも交えつつ歌って、バンドのみなさんの演奏の中、保田さんが退場してバースデイライブは終了! となりました。


やっぱりね、毎年書いてる気もしますけど、今回のライブすごくよかったです。保田さんの歌がじっくり聴けて、しかもサックス演奏やピアノ弾き語りとか意欲的なところも見られて、その上ね、今回は前述のようにメドレーで歌われた娘。曲が私にとってはすごく大きかったんですよ。
One・Two・Three』と『おもいで』って、12年の差があって、曲のタイプも違えば、レコーディングされた音源で歌っているメンバーもまったく違うわけですよね。でもどっちも「モーニング娘。の曲」なんだってことを改めて確認できた気がしています。時間とか、曲調とか、誰が歌ってるかとかを超えて、つながってるものがやっぱりあるんだよって、それをすごく感じました。2012年も終わりに近づいて、大きなものをひとつ見つけた感じがしています。


今回のバンドメンバーは、ピアノ&キーボードにおなじみ岩崎はじめさん、ギターにやはりおなじみ徳武孝音(たかなり)さん、そしてベースにハロプロやOGのライブには何度か参加してて保田さんライブには初参加のなかむらしょーこさんの3人。多くの曲では3人の演奏プラス岩崎さんが操作するMacBookからリズムやシンセパートを流しての演奏でした。
岩崎さんは、ローランドの88鍵シンセFantom X8を下段に、KORGの61鍵シンセTRITONを上段の2段セッティングで、曲によってはグランドピアノ。保田さんが弾き語りする関係かグランドピアノが中央にセッティングしてあり、ピアノを弾くときはMacBookを後ろ向きでモニターの反対側から操作しなきゃならないのが大変そうでした(笑)。
徳武さんはbreedloveらしきカッタウェイ付きのエレアコと、Fenderストラトキャスターの2本を使用。ストラトはスモールヘッド、スパゲッティロゴ、ローズウッド指板のごくオーソドックスな60's仕様のものです。今回はアコースティックギターでのソロが多かったように感じましたが、どの曲のソロも情感豊かでしびれました。また、メドレーの『Someone to watch over me』はストラトでのジャズィなプレイで、これはお得意の分野だと思うのですがさすがの気持ちよさ。それから『シャイニングバタフライ』もストラトでのプレイでしたが、ギターソロの音色が艶やかで深みがあってもう絶品でした。
しょーこさんは、ベースプレイに加えてコーラスも担当してくださって、やはり女声のコーラスが入るのはよかったです。特にメドレーの『One・Two・Three』では保田さんの下でハモるしょーこさんのコーラスの存在が大きかったと思います。使用していたベースはFenderジャズベース。フロントピックアップの位置に細いピックアップフェンスが付いてる以外はごくオーソドックスなローズウッド指板のヴィンテージタイプのモデルに見えました。


ライブを観終えて改めて思うのは、私にとって音楽面での活動で一番刺激的で(過激ということではなく)気持ちのよいものを魅せてくれるのは保田さんなんだということです。それはね、揺らがないですよ。
気が早いけど、来年のバースデイライブがもういまから楽しみです。もちろん、それ以前に歌を聴ける機会があればなにより。

セットリスト

    1. 聖なる鐘がひびく夜〜ぴったりしたいX'mas!(タンポポプッチモニ
    2. Happy(作詞:矢口真里/作曲:保田圭
    3. 僕 Believe(作詞作曲:保田圭
    4. リクエストメドレー
    5. もう一度〜I miss you〜(ピアノ弾き語り|作詞作曲:保田圭
    6. ラブレター(作詞:石川梨華/作曲:保田圭
    7. DEPARTURES(globe)
    8. 慟哭(工藤静香
    9. シャイニングバタフライドリームモーニング娘。
    10. 君への歌〜Always Love(作詞作曲:保田圭
    11. Big Peace(作詞:矢口真里/作曲:保田圭

※セットリストは記憶に頼って書いてるので間違いがあったらご容赦