鉄よりつよいもの。(旧)

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真野さんハロプロ卒業発表に思うこと

夏ハロコン初日に発表された、真野さんのハロー!プロジェクト卒業。最新シングル『Song for the DATE』の歌詞やビデオクリップが変化・区切りを暗示しているように思えたり、あるいは雑誌などでのインタビュー記事でも、なにかしらの変化を示唆するようなニュアンスを感じていたりもしたので、意外ではなかったというのが正直なところです。
私は女優としての真野さんはドラマと映画を数本観ただけなのですが、女優として優れた資質をお持ちなのだろうと思いましたし、また、作り手の方々が真野さんを高く評価している記事なども何度か目にしていたので、真野さんが女優の道に進んでいくのは必然的なことなのかなと思っていました。


やっぱり、女優さんって「演じている役」を見せるのがお仕事だと思うんですよね。“真野恵里菜”本人じゃなくて、作品ごとに、たとえば“桐島あゆみ”だったり“美咲撫子”を見せなくてはならない。もちろん,どんな役を演じても常に本人のイメージが前面に立つ俳優さんや女優さんもいますけど、真野さんが進むのはそういう路線ではないのだろうと思います。
一方で、アイドルというのは本人の“素の部分”を見せることが求められますよね。歌や演技以外のところでどういう言動をするかとか、あんまり好きな表現じゃないんですけど本人の“キャラ”というのが重視されるところがあると思います。特にいまはアイドルに“濃いキャラ”が求められてファンの側も「この子はこういうキャラ」みたいに積極的にイメージを確立して、それを共有しようする部分があるような気がします。
そうやって“キャラ”が求められる活動と、本人よりも“役”を見せなければならない女優さんの活動は、併行させるのが難しいものなのかもしれません。
ここのところ、真野さんのネット発の“キャラ”みたいなものが一般メディアの記事でも扱われているのをいくつか目にしていましたし、真野さんが女優として活躍していくためには、そろそろ環境を変えていかねばならないタイミングだったのかなと思っています。


ソロコンサートでのハロプロ卒業という点に、音楽活動にもひと区切り付けてしまうのではという不安もあるのですが、ご本人のコメントにも「歌」という言葉は出ていますし、いままでと違ったかたちになったとしても、歌も聴かせてくれる活動をしてくれれば、と思っています。