娘。サウンド
今年もハロプロ楽曲大賞の季節がやってきましたが5曲に絞れそうな気がまったくしなくてどうすればいいんでしょうか。
さて、本題はあんまりタイムリーな話題ではなしに。
あくまで個人的な印象なのですが、モーニング娘。のここ数年の、具体的にいうとアルバムなら『プラチナ9DISC』以降の楽曲では、ディレクターである鎌田浩二氏の果たしている役割がかなり大きいのではないかと思っています。
実際、『プラチナ』以降の曲では、アレンジャーがどなたであれKOJI氏=鎌田氏がギターを弾いている曲の割合が高いはずです。もちろん、KOJI氏は曲に合わせてさまざまにスタイルを変えたプレイをしているわけですが、やはりひとりのミュージシャンが共通して参加することで、どの曲にも一貫した色が感じられるようになっている面はあると思います。
ただ、近年の娘。楽曲に感じる一貫したテイストは、決してギタープレイという部分だけから生まれるものではないとも思います。憶測を重ねることになるますが、娘。楽曲の制作においては、鎌田氏がプロデューサーと同等とまではいかなくても、選曲などかなり深い部分から意見を反映させられる立場にあるのではないかと思っています。
『プラチナ9DISC』から、最新アルバムである『12,スマート』までは、共通するカラーのある作品になっていたと思います。ここから先、メンバーもドラスティックに変わった娘。の「娘。サウンド」は、そのカラーを継承していくのか、それともここでまた変化があるのか、楽しみなところです。