鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

選択

29日のモーニング娘。武道館コンサートに行ってきました。
コンサート全体についてや、当日発表になった10期メンバーについては、また改めて書くかと思います。たぶん(笑)。
今回は、そのコンサートの一部についてだけ。


29日のコンサートでは、卒業する高橋さんを送るスペシャルゲストとして、紺野さんと小川さんが登場しました。
BARKSに写真入りのレポートも掲載されていますが、紺野さん、小川さんから高橋さんへメッセージが贈られ、そしてふたりがステージに座って見守る前で、高橋さんと新垣さんが5期の曲『好きな先輩』を歌う――という流れでした。
5期メンバー4人が揃いつつも、紺野さんと小川さんはあくまで応援するだけで曲に参加しなかったことについて、いろいろなご意見はあると思います。私もステージを見ながら、ふたりが立ちあがって歌ってくれたら、踊ってくれたらどんなに嬉しいだろうかと思いました。でもやはり、私はあれでよかったのだと思っています。
小川さんはドリームモーニング娘。のツアーや個人の仕事があって、紺野さんはテレビ局のアナウンサー。応援に駆けつけることはできても、充分な準備を重ねた上でこの日のステージを迎えられる状況ではなかったことは、想像に難くありません。
演者としてステージに立ち、歌い、踊るということって、大変なことだと思うんですね。実際にステージに立つ時間の何倍も何倍ものリハーサルを重ねて、初めて人に見せられるものができあがるのだと思います。少なくともモーニング娘。はずっとそうやってステージを作りあげてきたはずだと思います。
たしかに、いままで何度となく4人で歌ってきた曲ですから、充分な準備がなくとも「それなりの」ものはできたかもしれません。でも、それをやってしまったら、決して楽ではないであろうリハーサルを積んでステージに立っているメンバーが守っているもの、同じようにステージに立ってきた先輩たち、そしてかつての自分自身たちが守ってきたものを、崩してしまうことになるのではないかと思います。
きっと、ステージの大切さがわかっているからゆえの「歌わない」という選択。私はその選択を支持したいと思うのです。