鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

音の快感

Berryz工房の『愛の弾丸』を初めて聴いたとき、あるフレーズでゾクッとする感覚を覚えました。
サビの「愛のミステリー 謎ばかりこの物語」というフレーズです。
このフレーズは「愛のミステリー/謎ばかり/この物語」と、3つの短いフレーズが「り」で脚韻されています。それに加え「謎ばかり(NAZOBAKARI)」「物語(MONOGATARI)」は「O/A/A/I」と4音分同じ母音で押韻しています。さらに「ばかり」と「がたり」で濁点の位置が同じで、近い響きを持っています。
また「この物語」のアタマの部分「この」と「もの」もやはり韻を踏んでいます。
こうして巧みなライミングが使われているために、このフレーズは音としての快感があり、かつ耳に引っかかるフレーズとなっています。
ただ、このフレーズのライミングが見事なために、同じメロディのほかのフレーズが若干物足りなく感じてしまうのが惜しいところです。