鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

なによりも

28日に真野恵里菜さんのソロコンサート夜公演を観てきました。
CDを聴いて「この曲をこんなふうに聴かせてくれたら、見せてくれたら楽しいだろうな」と期待していたものを全部見せてくれたようなコンサートでした。
もちろん、期待を越えるものもいくつも見せてくれたのはいうまでもありません。
個人的には真野さんにあまりダンスのイメージはなかったのですが、ハロプロエッグをバックダンサーに従えてのある曲でのパフォーマンスにはゾクっとする感覚を覚えました。
そして、なにより印象に残ったのは、真野さんの歌そのものです。
何曲かでの真野さんの歌は、CDで聴くのとは違った歌い方。
その歌声は、たとえるなら、まるで無骨にボールを投げているみたい。
いま自分のできるすべてで、歌うこと、伝えることに真正面に向きあっている、そんな真野さんの姿勢を感じました。


真野さんは、レコーディングされた曲では、1曲ごとの世界を歌で演じることのできる人だと思っています。
今回のコンサートでも、1曲ごとに世界を描きつつも、演じる以上に生身の“真野恵里菜”がそこで歌っていることを強く感じさせられる瞬間が何度もありました。
なによりもまずひとりの「歌手」としてステージの上に存在すること。
それが、真野さんが今回のコンサートで目指したものではなかったのだろうか。そう思っています。