スクリーン上の娘。さん

公開されてからずいぶん経っているのですが、ようやく娘。さんが出演している『ケータイ刑事 THE MOVIE3　モーニング娘。救出大作戦！〜パンドラの箱の秘密』を観てきました。
まじめに考えちゃうとストーリーに「？」ってなるところはいくつもあってゆるーい感じなんですけど、その“ゆるさ”が『ケータイ刑事』シリーズの魅力なんだろうと思います。
娘。さんはガッツリお芝居をしてますって感じではなくて、セリフもありますよ的な出演の仕方なので、そこを期待していると物足りないかとは思います。この映画で娘。さんが出演している意味というのは、コンサートのシーンにあると思うんですね。そこはたぶん去年の春の中野かな？　実際のコンサートの映像が使われていて、映画のためにスタジオで撮ったり、どこかの会場にお客さんを入れて撮ったりしたのでは得られないであろう“説得力”が生まれていると思いましたし、単純に映画館の大きなスクリーンと音響で娘。のライブ映像が観られたってだけでも大満足でした。純粋にコンサートの映像を劇場で上映するだけの機会があっても面白いかも、と思っています。

あと細かいところなんですけど、たくさんの紙幣が散らばった部屋から娘。さんが出ていく場面がありまして、そのとき田中さんと光井さんがお札を踏まないようによけてるのがかわいかったです(笑)。たぶん全員お札を踏まないようにはしていて、ほかのメンバーはうまくお札のないところを歩いているんですけど、田中さんはあやうく踏みそうになって、うしろにいた光井さんともども歩調が乱れちゃったのが面白かったです。
そこが気になったのでそのあと少し気をつけてみていたところ、ケータイ刑事の３人はお札を踏んでなくて、トミマツコンビともうひとりの登場人物は踏んでいました。きっとここで娘。さんとケータイ刑事がお札を踏まないのは、撮影の際に意識されていたのだろうなあと。