鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

奇跡の7期

小川さんのフォークライブで『卒業写真』を歌ったあとに、娘。卒業時の話を少ししていたのですけど、まさにその同じ日に、もうひとりの新潟娘。が、小川さんと同じく新宿の街で卒業していきました。
私にとっては、7期である久住小春さんは、初めて加入時から観ていた娘。の卒業となりました。その卒業も、卒業を控えた前日の公演も観にいかなかったのは、自分で決めたことではあるのですけど、こうしてすべてが終わったあとでやはり自分の中に悔いが残っているのを感じています。


一時期の娘。は、久住さんが作ったものではないか、と思っています。
久住さんが加入してきた時期というのは、娘。に大きな変動があった時期でした。長く支えてきたリーダーの卒業、中核メンバーの卒業、脱退。グループ内のバランスも変わり、グループに混乱が訪れてもおかしくはなかったのではないかと思います。
そこに、久住さんという、年齢も一番下で、その時点ではスキルもない、まったくさらの状態の子が入ってきた。それによって、グループ全体が「とにかく、まずこの子のことを考えなくちゃ」と、同じ方向を向くことができたのではないでしょうか。そして、そうやって全員が共通した目的に向かうことで、あの時期の娘。は作られたのではないかと思っています。
それは「救った」と表現してもいいのかもしれません。


まるで、どこかのお伽噺の主人公かなにかのように、娘。に舞い降りてきて、そしてまたどこかへ去っていく。そんなイメージが、いま私の中に浮かんでいます。


卒業おめでとうございます。新しい別の場所に舞い降りる姿を見るのを、楽しみにしています。