７期の卒業

ここ数回のツアーやハロコンを観て、娘。はいまのメンバーで磐石の体制として活動を続けるのではないかと思っていただけに、本日のツアー初日で久住さんの卒業が発表されたと知ったときは驚きました。
楽曲面ではクールさを示す曲も多い現在の娘。たち。その中で久住さんは、もちろん特にステージ上のパフォーマンスではそのクールさを体現しても入るのだけれど、同時に突き抜けた能天気さを現在の娘。にもたらしてくれる存在であったと思っています。それは『COVER YOU』の『林檎殺人事件』における歌声であったり、『プラチナ９DISC』の『グルグルJUMP！』だったりするわけです。現在の娘。が見せてくれる表情の多彩さの大きな部分を担っていたのが、久住さんという存在であったと思っています。

卒業後の進路として「モデル」という方向が示されていることにも、ちょっと驚きを感じました。先に卒業を発表している℃-uteの梅田さんもやはりモデルを目指すという発表がなされており、あくまで本人の希望として発表されてはいますが、これはなんらかの青写真があるのだろうかという気もしています。

私は、卒業メンバーも含めたハロー！プロジェクトのメンバーが、活動において歌を重視しているのは大きなことだと思っています。現役ハロプロメンは数ヶ月に１度ＣＤをリリースして、年に数度のコンサートツアーがある。卒業メンにしても、ＣＤのリリースはなくても多くのメンバーがそれなりの頻度でライブなどの音楽活動をおこなっています。
若手女性芸能人の活動の主流が、女優やモデル、グラビアアイドルやバラエティタレントなどとなっている現在、ハロプロメンやハロプロ出身者に関しては、あくまで歌手であることを前面に出すという姿勢が一貫して送り手側にあったように感じています。

卒業→モデルを目指すという路線が梅田さん、久住さんで続けて示されたことは、これまでの図式が変化していく予兆なのかもしれない、といま思っています。