チャンプル@中野雑感2
中野ハロコンの感想、今回は再生ユニットについてです。
新ミニモニ。
今回はセットリストをほとんど知らないままに観にいっていたので、コンサート序盤に『ジャンケンぴょん!』のイントロが流れてきたのには驚きました。リンリンが元祖ミニモニ。におけるミカ的佇まいを出していたのが面白かったです。
曲あとのトークによると最年少の子は元祖のデビューのころはまだ2歳でよく覚えてないそうで、はーそうですか。
あぁ!
オリジナルの新曲で登場でした。ハードロック調のギターにデジタルっぽさも感じさせる楽曲で、アレンジの方向としてはいままでのハロプロ楽曲だとGAMの『Thanks!』とか、娘。の『悲しみトワイライト』に近いかなあ? 「Fu!」というかけ声が印象に残ります。
あぁ!って、メンバー3人のうちふたりがBuono!でもあるですけど、ちゃんとBuono!と別物と感じさせているのは見事だと思います。
プッチモニV
私が観にいった16日の公演では℃の萩原さんが体調不良のため欠席となり、プッチVもnksk&mnerのふたり体制に。本来の形態を観ていないんですけど、やはりステージ上でのふたりの位置どりがバランス悪く見えて、不自然さを感じるところはありました。歌は中島さんがすごく忙しそうでした。
で、楽曲はというとこれが面白いです。たぶん、10何年前にはやったスキャットマン・ジョンの楽曲がヒントになっているんじゃないかなあ。あと、女の子が擬音的な歌詞を歌うってことではMe & Myの影響もあるかもしれません。
どちらもYoutubeにビデオクリップがありましたけど外部に貼れない設定なのでリンクで。
タンポポ#
やはりオリジナル新曲で登場。2期タンポポを彷彿とさせ、ちょっとフレンチっぽさも感じさせるようなポップ・ソング。なのですが、アレンジはミョンミョンしたアナログシンセ系の音が目立っていたり、テクノ的な香りもするユニークなものでした。サビで歌にセリフを言うようにニュアンスを付けるのがキュートです。
続・美勇伝
前の曲が終わり、まだ暗転したままのステージにマイクスタンドを「担いで」くる道重さんのふてぶてしさを漂わせた佇まいにやられました。曲はカヴァーアルバムから『ONLY YOU』。歌っている最中も道重さんはロックミュージシャン的な不敵な表情を浮かべたりと、やはり表情なども含めたパフォーマンスでは図抜けた人だなと。ジュンジュンの間奏でのパフォーマンスは激しすぎてロックだか前衛だかわからない領域にまで達していました(笑)。
ZYX-α
元祖ZYXの『行くZYX! FLY HIGH』で登場。私は元祖をライブで観たことがなかったので、メンバーが違うとはいえ冒頭の「ZYX」の人文字を観ておおまさかこれが見れるとはと。久住さんがこの曲の雰囲気に思いのほかハマっていたのがちょっと意外。
たしか今回のコンサートでは唯一ヘッドセットマイクでのパフォーマンスでしたが、私の観た公演ではちょっとマイク関連のトラブルがあったのかも? 新垣さんが気にするような場面がありました。
というわけで、新曲、旧曲、他アーティストのカヴァーとバリエーションに富んだかたちで登場した再生ユニットたち、特に新曲を披露した3組は今後の展開が楽しみですし、続・美勇伝はカヴァー曲であれだけユニットとしての色を出せるのはすごい。ぜひ、今度のコンサートやカヴァーアルバムに留まらない活動も見せてほしいものです。