脳裏に焼き付くCalling
『こもれびの中で 2009』が終わってからすでに10日以上経っているんですけど、帰りの電車で『こもれび』の告知が載っている文化学院の車内広告を見かけて、再び『こもれび』の記憶が蘇ってきています。
西澤先生のブログの6月25日のエントリーでダンスの話題に触れられていますが、ダンスは『こもれびの中で 2009』の大きな見どころでした。しかもそのダンスが、単に劇の中にダンスがあるというのではなく、物語を語る手段になっているところが、私にとっては大きな驚きでした。
たとえば、劇中盤のヒップホップダンスでは、柴崎カナが戸惑いつつ足を踏み入れながらも、いつしか夜の街に馴染んでいくという過程が、ダンスだけで表現されています。カナの動きに、ダンスでここまで説明できるのかと驚いたものでした。
といいつつ、3回めに観たときは実はここのダンスのときは水野真花さんを注視してしまってました(笑)。いやこのダンスのときの真花さんが妙に色っぽかったんで。
それから終盤のいわばクライマックスとなるダンスは……これはご覧になっていない方に説明するのは難しいなあ。セリフがない場面であれだけ泣かされるとは思っていませんでした。
とにかく、やはり思うのは『こもれびの中で 2009』を観ることができてよかったな、ということです。