鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

初アコライブ

19日に四谷Live inn Magicでおこなわれた小川麻琴時東ぁみの『まこと&ぁみ のときめきアコースティックライブ Vol.1』2回目の公演を観てきました。
会場のLive inn Magicは初めて行ったんですけど四ッ谷駅から靖国通りを目指して歩くとたどり着けるという異常にわかりやすいところにありました。
ええと、ちょっと思うところあって入場からから開演までについては後述とさせていただきます。開演前はBGMとしてバックバンドをつとめるトキハイのアルバムが流れておりました。


予定を5分ほど押したところでステージにトキハイのお三方がステージに登場。ステージ上手からアコースティックギター&コーラスの具志さん、アコースティックギター&パーカッション&ハーモニカ&コーラスの飯田さん、ピアノ(今回のステージでは電子ピアノを使用)&ピアニカ&コーラスの小原さんと並び、ピアノのオリエンタルなフレーズで演奏がスタートしました。





長くなるので、以下畳みます。



イントロが始まったところで小川さん、時東さんが登場。衣装はたぶんすぐモバゲー日記に画像が載ると思いますけど、ピンクのロゴが入った白Tシャツに裏地がドットの黒のショートジャケット、段ミニスカートというふたりお揃いの衣装。違いはスカートの色が小川さんライトブルー、時東さんイエロー、小川さんは黒レギンスで時東さんは生足。あと片手首にスカートの色とあわせたアクセサリーをふたりシンメトリーとなるようにつけていました。
実はイントロの段階では「この曲なんだっけ?」と聴き覚えがあるものの曲名が出てこなかったんですが、1曲目はPUFFYの『アジアの純真』でした。アコースティックライブということでおとなしめの曲でとおしてくるかと思っていたのですが、1曲目からいきなり意表を突く選曲、しかもドラムレスの編成にも関わらずサビの印象的なドラムのフレーズを感じさせる演奏となっていまして、これはよいライブになりそうだという期待の高まるスタートでした。「北京ベルリン…」のヴォコーダーのフレーズもトキハイの飯田さんが生声で再現。
1曲目が終わったところで小川さん、時東さんのふたりでのトークとなり、今日のライブがふたりの企画で実現したというような話をして、トキハイと小川さんは一旦下がって時東さんのソロコーナーに。カラオケで持ち歌の盛り上がり系ナンバーを2曲。歌う前に座ったままで盛り上がってください、と話してから歌っていたんですけど、どうやら1回目の公演ではここで客席が立ち上がって後ろの席が見えにくくなったみたいです。
時東さんの2曲が終わって小川さんとトキハイも再登場し、ここからはふたりもスツールに座って、ふたたびアコースティック生演奏ライブに。今日は選曲もふたりによるものということで、生演奏2曲目となったのは『ラムのラブソング』。この曲では曲の合いの手っていうか「うっふん」とか、ラストの「好きだっちゃ」をピアノの小原さんがやっておいしいところを持っていくという(笑)。そのあとのトークによると、「だっちゃ」はリハーサルでやってふたりが笑ってしまうのでやめてくださいと言っていたのを本番で入れてきたとか。
そのまま続いて『M』。この曲は時東さんが選んだそうで、お姉さんがカラオケで歌っているのを聴いて知ったということでした。
メンバー紹介をしたあと、女の子ふたりで歌うということで選んだという『長い間』。今回のライブではどの曲もふたりどちらかがメインとなるというわけではなく、ほぼ均等にソロを割り振って、サビはユニゾンという感じでしたが、この曲では「愛してる」をそれぞれ1回ずつソロで歌うようにパートが振られるという趣向もありました。
『Hello,my friend』を歌い終えたところで、今度は時東さんとトキハイさんが下がって、小川さんのソロコーナー。やはりここでも座ったままで、というお願いがあって、おなじみの『青空がいつまでも続くような未来であれ!』と『恋ING』。この2曲は両方ともカラオケでフルサイズだったんですけど、『恋ING』はギターソロがなかった気がします。バッキングのギターも聴こえなかった気もしますし、なんらかの理由でギターのトラックをカットしたオケだったのかもしれません。
時東さんとトキハイも戻ってきてMC。まだ2回目のライブは決まっていないようですがぜひやりたい、というようなふたりの意気込みが感じられるトークでした。小川さんは次の機会には槇原敬之の『どんなときも』、時東さんはEvery Little Thingの『fragile』を歌いたいとのこと。
ふたりが位置を入れ替わったりとステージを動きながらの『あなたに会えてよかった』で本編が終了したあと、アンコールの声に応えてふたりともジャケットを脱いでTシャツ姿になって登場。アンコール1曲目は『青いベンチ』。この曲終盤での小川さんの感情の込め方がすごくて、ちょっと聴いていてゾクッと来る感じがありました。
オーラスは『らいおんハート』。今回、バックに歌える人がいるのが要所要所で効いていた感じがしていたのですが、イントロや間奏の英語詞コーラスが印象的なこの曲では特にそれが絶品! 最後は演奏が続く中、小川さん、時東さんがあいさつしてステージを降りていきました。


小川さんにとっては初となるアコースティックライブ、数日前からモバゲー日記で喉の調子がよくないと書かれていてちょっと心配だったのですが、数回MCのときに咳をすることはありましたが、歌にはまったく影響を感じさせずに一安心。ライブ全編をとおして声もよく出てたし、もちろんまだまだ伸ばす余地はあるだろうけど、すごく安定してました。
セットリストも、アコースティックだからとスローな曲にとらわれることなく、また、男性歌手の歌を選んだりと、意欲的な選曲になっていたと思います。
たしか小川さんソロコーナーのあとで時東さんとトキハイのメンバーが入ってきたときだと思うんですけど、小川さんが「歌えるって幸せですね」って言っていたんですよ。それがすごく印象に残っています。
たぶん、小川さんも時東さんも、まだ明確ではないかもしれないけれど自分たちがどういうことをやっていくべきなのか、どういうことをやりたいのかっていう方向が見えてるんだと思います。彼女たち自身に意欲があって、環境的にもそれをこうして現実のものとすることができている。これからも安心して活動を見ていられそうかな、と思いました。


前述のように2回目以降のライブはまだ具体的には決まっていないようでしたが、ぜひシリーズ化が実現することを望んでいます。

  1. アジアの純真 (PUFFY
  2. せんちめんたるじぇねれ〜しょん ※時東ぁみソロ
  3. 宇宙から〜CRY FOR HELP ※時東ぁみソロ *1
  4. ラムのラブソング (松谷祐子:アニメ『うる星やつら』主題歌)
  5. M (プリンセス・プリンセス
  6. 長い間 (Kiroro
  7. Hello,my friend (松任谷由実
  8. 青空がいつまでも続くような未来であれ! (モーニング娘。) ※小川麻琴ソロ
  9. 恋ING (モーニング娘。) ※小川麻琴ソロ
  10. あなたに会えてよかった (小泉今日子

アンコール

  1. 青いベンチ (サスケ)
  2. らいおんハート (SMAP

というわけでライブの内容自体は満足だったんですけどね、ひとつネガティブな感想がありまして……。とにかく入場者数に比べて狭かったんですよ、会場が。今回は椅子が出ていたんですけど、もう会場に入った途端「よく詰めたねえ」って思うくらいギッシリ詰めてました。席の両サイドは人ひとり通れるかな、すごく頑張ればすれ違えるかなって程度のスペースしかなくて、椅子に座ると膝と前の椅子との間に拳1個くらいしか隙間がありません。マジです。
入場から開演まで30分弱だったんですけど、そういう混雑ぶりですから1回座ると席を立つのも難しい。ずっと座っているしかないんですけど窮屈で体が痛くなるくらいでした。むしろ、あの人数だったらオールスタンディングにしたほうがよかったんじゃないかなあ。
会場選びも収容人数と設備などの条件があっていろいろと難しいのだとは思いますが、次の機会はなるべく別会場で開催してほしいです。

*1:今回のライブで初めて聴いた曲だったんで間違ってるかもしれません。スミマセン