鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

選択肢

金曜に開催されたBuono!のコンサートはかなり良いものになったようですね。私は行きませんでしたが、いくつかご覧になった方のレポを観ているだけで、会場の盛り上がりが想像できるようです。






こっからちょっと隠します。





今回のBuono!コンは生バンド演奏が取り入れられたそうで、それが今回のコンサートを素晴しいものにする大きな要因になっていたように、レポを見ていて思います。


で、こういう成功例があると「やっぱりコンサートは生バンド」とか「今後はほかのハロプロ系コンサートも生バンドにすべきだ」みたいな意見が出そうなんですけど、私は今回のコンサートが生バンドを導入して成功したのはBuono!だったからこそって部分も大きいと思うんですね。
私は、ポップスというジャンルでは、生演奏というのは唯一の正解ではなくて、いくつかある選択肢のひとつでしかないと思っています。
ハロプロではカジュアルディナーショーからはじまって、安倍さんや松浦さんのコンサートなどで生演奏が取り入れられています。私も保田さん出演のカジュアルディナーショーや、昨年の安倍さんツアーという生演奏のコンサートを観にいき、それに賛辞を送った口ですが、それらのコンサートは決して「生演奏だったから」良かったのではなくて「どんなコンサートにするか」というコンセプトがはっきりしていて、そのために的確な選択がされていたのが、良いものになったの理由だったと思っています。
今回のBuono!コンも、おそらくそうですよね。もともとBuono!のコンセプトにロックサウンドっていうのがあって、それをコンサートというかたちでどう魅せるのが一番効果的かというときに、生バンドでの演奏という選択肢が採られた。セットリストを見ると、生バンドでの演奏が困難、あるいは効果的でなさそうな曲は前半に集められていたようで、これも生バンドという方法を最大限に活かすための選択がされた結果ですよね。
ハロプロ内でも生演奏が選択される機会が増えているからこそ、単に「生演奏だった、良かった」っていうのではなくて、生演奏でどう良かったのか、なぜ良かったかってことをもっと語るべきなのかも、と思っています。


なぜこんなことをわざわざ書くかというとですね、あんまり「生演奏が良かった、生演奏サイコー!」とか言っていると、今後、安易な生演奏に流れていく可能性があるんじゃないかって。あの事務所さんのやることだし(苦笑)。
実際、いろいろなコンサートに行っていると、充分なライブのためのアレンジができてなかったりする、気の抜けたような生演奏ってのを見ることがあったりするんですよね。けっこうキャリアの長いアーティストさんのコンサートでもそういうことってあったりする。
生演奏ではないという選択のほうが適切なことも、確実にあるはず。あくまで「なにを魅せるか」を明確にしたコンサートを作ってもらいたいし、そんなコンサートが観たいと願っています。