未来で待ってる。
今日、2年前に公開された劇場用アニメが地上波で放送されていました。
そのアニメについては、公開前や、公開当時に何回か書いた記憶があります。主人公の名前が“紺野真琴”であること、“留学”を理由に姿を消す登場人物、いくつかの経験をとおして「やりたいこと」を見出した主人公――。そして公開されたのが2006年の夏だったこと、東京でのメイン館が、『リボンの騎士』が上演されていたコマ劇場からさほど離れていないテアトル新宿だったこと。
偶然の一致で片付けるにはあまりに深すぎる娘。たちとの奇妙な縁を、この作品は持っているように思えてなりませんでした。
当時は、私はこの作品に喪失の痛みをつよく感じてしまっていました。でも、今なら、2008年の今ならば、また別の印象をもって、この作品を受け止められる気がするのです。