再結成

へえ、稲葉さんの在籍していたＯ．Ｐ．Ｄ＝大阪パフォーマンスドール再結成ですか。
Ｏ．Ｐ．ＤはＣＤデビュー当時は５人が主要メンバーとして活動していました。その５人のうち、現在も活動を続けていらっしゃるのが稲葉さん含めて４人。稲葉さんがラジオで、３人がそれにあわせてブログで発表していて、この４人での再結成になるのかな？　東京であれば観にいきたいんですけど、大阪で一夜限りというのが残念です。
Ｏ．Ｐ．Ｄは大阪に限らず東京でも何度かライブをおこなっていたのですが、私は生では１度も観ていません。当時はまだアイドルのコンサート、ライブには行かない人だったんですよねー。
ああ、書いていて思い出したけど、当時は東京パフォーマンスドールと、大阪パフォーマンスドール、それから上海パフォーマンスドールってのもあったんですよねえ。そういえば今度ハロー！プロジェクト台湾オーディションが開催されるそうで、なんとなく既視感が(笑)。


以前も書いた気がしますが、１９９４年リリースのＯ．Ｐ．Ｄのファーストアルバム『d-Culture』は個人的名盤のひとつです。ムーンライダーズの白井良明氏のサウンドプロデュースによるもので、デジタルなビート（良明氏自身は「レイヴサウンド」と称していたようですが、その後一般化したレイヴとは違ってます）にディストーションギターが乗ったサウンドは実にカッコいいです。ギターはハードなんだけど“肉体感覚”を感じさせるもので、デジタルと生身の肉体の融合というのがサウンドのコンセプトになっていたのではないかと思います。
実はこのサウンド、Ｏ．Ｐ．Ｄのアルバムの２年前にリリースされた良明氏自身のソロアルバム『カオスでいこう！』で用いられた方法論を継承したものになっています。Ｏ．Ｐ．Ｄのアルバムは現在廃盤なんですが、こちらはムーンライダーズ結成30周年を機に再発されています。

カオスでいこう!リミックスでいこう!

自身のソロで試みたことを、ほかのアーティストの作品でよりポップなものとして活用するという手法を、当時、興味深く感じたものでした。
やはり同時期の作品で、ムーンライダーズのアルバム『Ａ．Ｏ．Ｒ．』（１９９２年）収録の『幸せの洪水の前で』（編曲は良明氏担当）と、良明氏がアレンジをつとめた小泉今日子の『優しい雨』（１９９３年）のアレンジが似ていて、これも活用の例かなと。

A.O.R

K25~KOIZUMI KYOKO ALL TIME BEST~