鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

17年越し

小坂忠氏の『ありがとう』という曲について、以前に何度か書いたことがあります。そのときも書いたように、この曲が収録されたアルバムは現在廃盤で入手難となっています。しばらく前、Amazonで念のためにと検索して、プレミア価格の高さにため息をついていたのですが、画面の下のほう「こんな商品もチェックしています」の欄に掲載されている『Early Days』というタイトルがふと目に留まりました。そのタイトルにもしかして、と思いつつクリックして詳細をみると、廃盤となっている初期アルバム3枚から本人がセレクションしたコンピレーション盤だとのこと。5年以上前にリリースされたものでしたが、このアルバムの存在は知りませんでした。収録曲を見ると、『ありがとう』も、やはり聴きたい曲であった『機関車』も入っている! リリースから時間が経っているもののまだ在庫があり、先日無事手に入れることができました。

Early Days

Early Days

私が『ありがとう』、そして『機関車』という曲を知ったのは、1991年にリリースされた高橋幸宏氏のライブアルバムでカバーされているのを聴いてでした。それ以来、ずっと探していたわけではありませんでしたが、折りにつけ頭の中によぎってきた曲、ようやくオリジナル版を入手することができました。
この曲を知ってから約17年、と書くと自分でもピンと来ないのですが、初めて聴いたとき自分がまだ十代だったって考えると、うわ、えらい昔だ(笑)。
そのころはまだ自宅にパソコンもなかったし、インターネットが一般化しはじめるのすら数年あとだったはず。まさか将来、自分が日常的に「インターネットでCDを注文して手に入れる」ことになるなんて想像すらできなかったなあ。音楽の聴き方も当時とは大きく変わっています。そのころだとたしかMDもなかったから、聴くときは毎回CDをケースから出してプレイヤーにかけていたんだよなあ……。いまとなっては面倒なことを当時は良くやっていたなと思います。いまはもっぱらmp3で聴くことが多いのだけど、もちろんそんなこと当時は想像もしてなかったわけで。そう考えるといまの自分って「思いもよらなかった未来」に生きているんだなって気がしてきます。まさか当時の自分より年下の女の子たちに将来の自分がうつつをぬかすようになるなんてことは……それはちょっと予想していたような気がする(笑)。