鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

疑問符

ハロプロの活動っていうのを見ていると疑問を感じる機会は多いわけですけど(笑)、今回ビデオクリップが配信開始となったBerryz工房の『ジンギスカン』にはいつにも増して大きな疑問符が浮かびました。
もちろん原曲はリアルタイムで知ってる世代です。なぜか私の通ってた小学校では運動会のBGMの定番になっていました(笑)。ヒットから年月が経っても耳にする機会が多い曲だと思いますし、それをカバーするのだから、それなりの仕掛けがあるのではないかと思っていました。メロディーだけを借りてきて全然関係ない歌詞を乗せちゃうとか、思いっきり原曲と違ったアレンジをしてしまうとか。
ところがビデオクリップを観てみると…普通のカバーじゃん、これは。なぜいまこの曲をカバーするのか、しかもBerryzという、着実にキャリアを積み重ねてきたグループにカバーさせるのか、その意図が、少なくとも私には全然見えてこないのです。
そしてもうひとつ。この曲って、かつてのハロプロ曲の元ネタのひとつなわけですよね。過去にはやったサウンドをわかりやすいかたちで取り入れ、そこにコミカルなテイストも加えつつポップなものとして再構築する、という以前のハロプロ楽曲でとられていた手法は面白いものでしたし、その本気のおふざけ感や、堂々とした紛いものっぽさには、プロデューサー氏が言うところの「それってロックやん」な姿勢があると思っていました。
そうやって作られた曲から数年を経て、元となった曲をストレートにカバーしてしまう。そこに「ロック」はあるのかい。


ビデオクリップでメンバーがもっているアコギはこれの黒ですね。楽器屋だと店の入口すぐのところに並べて1万円くらいで売ってることが多いと思います。