連鎖する気持ち

リズム&ドラム・マガジン 2008年 3月号 [雑誌]

雑誌『リズム＆ドラムマガジン』では、先月と今月、２号にわたって、ドラマーとしてのカレン・カーペンターにスポットを当てるという興味深い特集が組まれています。
今月号では演奏分析が掲載されているのですが、そのページを開いたとき一瞬絶句。字も譜例も細かっ！　あまりの細かさに絶句ののちに思わず笑ってしまいそうになりました。たぶん普段の同種の企画の倍くらいの情報量にはなっているんじゃないかなあ？
その分析は徳武弘文氏率いるDr.K Projectでも活躍する、ドラマーの三浦晃嗣氏によるもの。ドラムのできない私にはその内容を充分に理解することはできないんですけど、「ちゃんと分析するにはこれだけの分量が必要だ」と原稿を執筆したのであろう三浦氏、そしてその原稿を「これは全部きちんと載せなければ」と、おそらくレイアウトに苦慮しながら掲載したであろう編集者。そんな「ちゃんと伝えようとする気持ち」の連鎖を感じる記事でした。