鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

2008年ハロプロ初め

先日、「ハロプロコンサート初めはもうちょっと先」の予定と書いたばかりだったんですが、知人のご相伴にあずかるかたちで予想より6日のエルダークラブ朝公演を鑑賞、思っていたより早くハロプロ初めを済ませることになりました。






以下、コンサートの内容に触れますので「続きを読む」で。
1曲ごとには書かず、個人的に印象に残ったことをつらつらと。なのでセットリストは書きません。どっかで探して見てください。たぶんそれと同じですから。

オープニング〜1曲目

ステージに下りていた幕が上がると、そこにはずらりと並んだメンバー全員の姿が。「ようこそエルダークラブへ」みたいなあいさつがあった気がします。衣裳はのちのMCによると「チャイナメイド」。うーむ、保田さんの昨年のハロウィンの希望が叶ったのか(参考:私の10月14日のエントリ)。でもってこのとき、20代半ばを中心としたメンバーがメイド風衣裳でお出迎えってそっちのクラブかよ! とか内心思ったのは内緒だ(笑)。
1曲目は『女子かしまし物語』。コンサートタイトルが「かしましエルダークラブ」だけに当然の選曲というべきでしょうか。歌詞はコンサートのために書き下ろされたもののようで、スクリーンに歌詞も映っていたようですが、ろくに見てなかったのでさっぱり覚えていません。このときはメイド姿の保田さんを追うのと、音楽ガッタス能登さんのメイド姿が軽い犯罪レベルに強力なのを確認するのに忙しかったのです。

音楽ガッタス2曲

全員での2曲、オープニングムービーと簡単なMCに続いて、衣裳を着替えて音楽ガッタスが登場。衣裳は『やったろうぜ!』のビデオクリップやテレビでの歌披露のときと同じ。最近背番号が決まったエッグ5人も衣裳に番号はなく“G”のまま。非エッグ4人はブーツ、エッグはフットサルシューズという足元の格差もマンマでした(笑)。
エッグ6人はこの曲以降も数曲でバックダンサーとして参加。エルダークラブにおける若手グループとしての役割をキッチリ果たしていたと思います。

『ENDLESS LOVE』

コンサートも中盤に差し掛かったところで太陽とシスコムーンの曲が登場。アレンジはオリジナルバージョンのままだったと思います。歌うのは本家太シスの稲葉さんと、美勇伝の三好さん、岡田さんに加え、前田さんという組み合わせ。個人的にはこの曲の前田さんのパフォーマンスが今回のコンサートで一番驚かされた点でした。普段ダンスをしない人が、ハロプロ内で別格ともいえるダンス能力を誇る稲葉さんと同じ曲で踊るというのは、はっきり言ってかなりの無茶ですよ。しかし、さすがに稲葉さんのキレが数段抜きん出てるのは間違いないんですが、前田さんの動きも決して見劣りはありません。歌唱力については文句の付けようがないわけで、4人での、完成度の高いパフォーマンスを見せてくれました。

『WOW WOW WOW』

『ENDLESS LOVE』に続いては、3期プッチの『WOW WOW WOW』。歌うのは保田さん、吉澤さん、アヤカという歴代プッチ混成メンバー。小川さんパートにそのまま保田さんが入り、保田さんセンターという体勢です。
衣裳は保田さんが赤にラメ、吉澤さんが白にラメ、アヤカがゴールドのミニドレス。3人似たようなデザインでグループっぽさはありましたが、「恋も紅葉してる」「少し蒼いふたり」という、そのパートを歌うメンバーの衣裳の色と歌詞のリンクが崩れてしまったのはちょっと残念。
エッグ6人がバックダンサーをつとめ、最後に“吹っ飛ばされる”のはエッグの子でした。


で、正直に書いてしまうと、保田さんが入ってのこの曲は違和感が否めませんでした。保田さんはウェットな部分を持ったキャラクターだと思うんですよ。それがこういう青春恋愛物みたいな歌で、しかもセンターというのはちょっと違うんじゃないかなあって思うんですよね。
シングルでもなかったこの曲があえて選ばれたこと、それは今後への意味を持っての選曲なのだと思いたいです。

息を重ねましょう』『だって 生きてかなくちゃ』

安倍さんのすごさを改めて確認させられた、この2曲でのパフォーマンス。
昨年秋のソロツアーとは違って、CDどおりのバックトラックに乗せて歌われる『息を重ねましょう』。生演奏でない分、安倍さんの動き、表情に魅せられました。終盤「指を絡めます」のフレーズでゆっくりと両手でマイクを包み込む安倍さん。まさに、全身で歌詞の世界を表現してました。
そしてガラッと趣を変えて客席を一気に盛り上がらせる『だって 生きてかなくちゃ』。この曲ではサウンドにあわせた照明の演出も見事。
昨年のツアーでの“聴かせる安倍なつみ”から一転、“魅せる、盛り上げる安倍なつみ”に容易にモードチェンジできてしまう。いや、本人にはモードチェンジしているという意識すらないのかもしれません。それが、安倍なつみという人のすごさだと思うのです。

『人知れず 胸を奏でる 夜の秋

中澤さんのソロ曲に続いて、保田さん、稲葉さんが加わり7割5分プリプリピンクで『人知れず 胸を奏でる 夜の秋』。飯田さんのパートを引き継いだのは…ってこの曲は全曲ユニゾンですが、まんざら冗談でもなく、保田さんのブリッ子歌唱の度合いがオリジナル版より強くなっていたように感じました。それは飯田さんの甘い声色が抜けた分を補う意味があったのではと思っています。それに伴ってか、間奏のフェイクは保田さんから稲葉さんへと交替。

モーニング娘。メドレー

そしてクライマックスは、1期から5期まで、7人の元・娘。メンバーによる、娘。メドレー。実際にこのメンバーで娘。として活動した時期が、一瞬でもあるわけではありません。しかし、7人が娘。ナンバーを歌うとき、そこに生じるのは圧倒的な説得力。

総括みたいなもの

コンサート終了後に感じたのは、これは、数年前の、分割前のハロコンの雰囲気に近いのではないか、ということでした。私は当時のコンサートは映像を通じて観たことがあるだけですが、その感想を口にしたところ、ほかの方も同じような印象を抱いた方が多かったようです。
当時のハロコンの核となっていたのは、もちろん娘。では今回のコンサートの核となっていたのはなにかといえば、それは“元・娘。”でした。元・娘。を中心に、それぞれのメンバーたちが個の魅力を見せていくコンサートは、実に楽しいものでした。
ただ、


というところでかなり長くなってしまったので続きは後日改めて。