鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

生命力

オフィシャルサイトの30秒スポットで音を聴いてちょっと興味を持ってました。帰り道CDショップに寄ったら試聴機に入っていたので願ってもない好機と試聴。1曲目から少しずつ聴いてみるとかなり好感触。4曲目で「これは!」と思い、5曲目でとどめをさされ、そのままレジへと向かいました。
4曲目、鈴木さんソロの『通学ベクトル』は、雨とバスが歌詞のモチーフ、そして哀愁を帯びたメロディとなれば思い出すのはホリーズの『バスストップ』。また、コード進行などどこか80年代UKギターポップの香りも漂います。イントロのフレーズなんか、ジョニー・マーがギターで弾きそうじゃありませんか?(笑)
そして私的キラーチューンだったのが、矢島さんソロの5曲目『夏DOKI リップスティック』。サウンド的には90年代ビーイング系なテイストですが、なんだこの無闇な疾走感(笑)。なんかエスカレーターで余裕で間に合うのにあえて階段を3段飛ばしで駆け上がります! みたいな熱さ。それからこの曲の最大のポイントが「DOKI DOKI DOKI」の乱暴とすら感じさせる上昇ですな。いや、このフレーズ聞いてなるほど『生きるという力』ってこういうことかと思いました。
スト2曲に比べインパクトは弱いですけどほか3曲も良曲。いいミニアルバムに仕上がっています。
それと楽曲以外の部分で感心したのが歌詞カードの写真の配置。1曲目を除いて、ちゃんとそれぞれの曲を歌うメンバーの写真が歌詞カードに配されています。1曲目は全員曲なのに矢島さん鈴木さんの2ショットになっているんですけど、これでブックレットの全メンバーの写真の数が同じになっているので、これは良い配慮。私は以前から娘。のアルバムで、歌詞カードの写真がその曲でメインのメンバーじゃなかったり、場合によってはその曲に参加していないメンバーの写真が配されているのが不満でした。その点このアルバムは良いっていうか、本来アルバムのアートワークってこうであるべきだと思うんですよねえ。