ちょっとタイミングを逃してましたが
ええと、すでにリリースから１週間以上経ってしまっていますが、ちゃんと買ってるし聴いています。
シングル曲『歩いてる』は、フェイドアウトで終わっていたシングルとは異なり、テレビ出演時などに使われていたエンディングのあるバージョンで収録されているのはアルバムならではで嬉しいところ。
『未来の太陽』はギターのカッティングに『真夏の光線』を思い出しました。Ａメロのソロパートが久住さん、光井さんとなっているところ、娘。の現在形を感じさせます。
やはりシングル曲の『笑顔YESヌード』はサビで加えられているウィスパーボイスが良い！
亀井さんと光井さんの『春 ビューティフル エブリデイ』はどこか郷愁を誘う歌詞とメロディにふたりの声質がマッチしていて気持ちよい仕上がり。あえて細かくパート分けせず、それぞれがワンコーラス分を歌っているのも歌の視点をはっきりさせていて正解ですね。「すごく すてき 好きよ」の頭韻も心地良い。高橋諭一氏のアレンジは曲調は異なりますが楽器の音色が『Yes！POCKY GIRLS』を思い出させます。
『SEXY BOY〜そよ風に寄り添って〜』と『Ambitous!野心的でいいじゃん』はシングルそのままなのがやや物足りなくも感じますが、昨年夏までの10人体制での曲であるこの２曲と、吉澤さんの卒業ソングと呼べるであろう『その出会いのために』が続いて収録されているのは感慨深いところがあります。
高橋さん、新垣さん、藤本さん、田中さんによる『シャニムニ パラダイス』は本アルバムの中で一番気に入っています。「たのしい たぁのしい」という符割りがフックとなっていて耳に残る感じ。４人だけで歌っている曲ですが、４人の声のキャラがそれぞれ異なっているのも魅力のひとつ。ラストのストンと終わる感じはちょっとユキヒロエンディングっぽいかな？(笑)
『宝の箱』は重ピンク、こはっピンクのふたり初のスローナンバーで、ふたりの曲として考えると曲調の幅が増えて良いと思うんですけど、以前の２曲のように「このふたりならでは」な曲ではないところにやや不満は残ります。
ラストの『BE ポジティブ！』は、ステージで歌い踊るメンバーの姿が目に浮かぶ楽しげなナンバー。光井さんの声が効果的に使われていて、なるほど声質が加入の決め手というのが納得できるナンバーでもあります。
前作『レインボー７』は、収録曲をコンサートで披露することを強く意識されたアルバムだったと思います。そのフォーマットは本作でも継承されていると感じました。ライブで映えるであろう曲を集めた１枚。どのナンバーも、コンサートで体験することで、より強く魅力が感じられるのだろうと思っています。
