鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

新メン加入について考えてみた

いまさらですが第8期(留学生)メンバーについて考えてみたりします。
今回の加入が今までの新メンバー加入と異なるのはなにか、と考えてみると、それはもちろん加入するのが外国人というのが一番大きな違いではあるんですが、案外それは本質的な問題ではないのかも、と思うところもあります。もし、今までのオーディションに外国の人が参加して、加入となったら、意外と普通に受け入れられちゃうんじゃないかあとも思うのです。あくまで仮定の話でしかありませんが。
それより今回の発表が衝撃的だったのは、「過程が一切見せられないまま結果だけが知らされたところ」にあるんじゃないかと思っています。募集→選考→決定という、これまでの娘。メンバー加入に際して示されてきたプロセスが、今回は完全に水面下で進められていたわけです。藤本さんが6期メンとして加入する際も結果だけ決定事項として示されてはいましたが、藤本さんの場合は以前よりハロプロとして活動していてそのキャラクターが知られていましたので、まったく未知の存在が加入する今回とは事情が異なっていますね。
実際のところ、『ASAYAN』や特別番組でオーディションの過程が放送されていた時期とは違って、7期、8期の時点で『ハロモニ。』を観ていない多くの人々にとっては、新メン加入という「結果だけが示される」状況にはなっていたのかと思います。ただ、たとえそれが限られた層相手になっていたとしても、過程を見せるのって重要なことだと思うんですよ。“応募者”が“候補者”になって、そしてさらに“新メンバー”となる。それを段階を追って見せることで、作り手と受け手との間に一種の共犯感覚を生じさせる。それが娘。の持っていた大きな特質のひとつだったはずだと思うのです。
次回以降の『ハロモニ。』で決定までが紹介されるみたいですけど、その後追いで見せる「過程」で、どれだけ共犯感覚を作り出せるか。それは加入するふたりだけではなく、娘。全体にとって大きなポイントとなると思っています。


もうひとつ思うこと。
唯一の8期メンバーとして加入し、CDリリースやコンサートを経験してきたにも関わらず、数ヶ月遅れて、後輩ではなく同期として新メンバーを迎えるという、歴代メンバー初の経験をした光井さん。彼女は今回の加入劇になにを感じ、なにを思うのか。今後『ハロモニ。』などでおこなわれるであろう新メンバーを追った企画が、同時に“光井愛佳の物語”として語られることを、私は期待しています。