Dr.K meets ハロプロ

NATSUMI ABE ACOUSTIC LIVE at Shibuya O-EAST [DVD]

ずっと以前に買ってまだ観ていないＤＶＤがたくさんあるにも関わらず、発売間もないこのＤＶＤを観たのは徳武弘文氏とハロプロの共演を早く観たかったため。
ライブの幕開けを飾るのは徳武氏、松田幸一氏、岩崎肇氏によるジャムセッション的なインストナンバー。一瞬。自分の観ているのが安倍さんのＤＶＤであることを忘れそうになりました。
曲の終盤にステージに姿を現す安倍さん。続くＭＣで普段のコンサートとは異なった空気に満ちていた会場を瞬く間に安倍さんワールドに染め替えてしまうのは安倍さんならでは。
そしていよいよ始まる、３人の演奏をバックにした安倍さんのスペシャルライブ。歌われるのは、最新シングル『甘すぎた果実』をはじめ、今までのシングルから選ばれた６曲。元のアレンジのイメージを残した曲も、イメージの異なるアレンジとなった曲もありますが、いずれもシンプルながらまったく物足りなさを感じさせない演奏です。
安倍さんは慣れない生演奏とライブハウスという環境に戸惑いもあったのかもしれませんが、それがパフォーマンスに良い緊張感を与えていたと思います。
個人的には元のアレンジ同様エレクトリック・シタールを全面的にフィーチャーした『だって生きてかなくちゃ』が演奏曲中ベストのパフォーマンスでした。
演奏者の手元を映したカットも予想以上に多く、非常に楽しめるＤＶＤでした。


ただ、ステージ上でのパフォーマンスが素晴しいだけに気になったのが客席で上げられているペンライト。普段の大会場でのコンサートならいざ知らず、このＤＶＤに関する限りあれは目障りなものでしかありません。
それと観終わってから裏ジャケットを観たら、演奏曲リストのあとに「All Songs 作詞・作曲：つんく」とあって、そのあとに（except）とカッコ書きでつんく以外のソングライターの手による楽曲のクレジットがあるのですが、演奏された６曲のうちつんく楽曲は３曲。おい、exceptと同数じゃねーかｗ。おまけに『甘すぎた果実』はアンコールでも歌われているので、それを２曲と数えるとexcept の方が多くなるぞｗ。