鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

妄想・仔亀トトの物語

昨日も書きましたけど映画『小さき勇者たち 〜GAMERA〜』を観てきたらこんなことを考えてしまったり。
件の映画と、

仔犬ダンの物語 [DVD]

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↑を観ていないとわからないネタなのでご容赦。あとそれぞれの作品のネタバレになっているのでご注意。




避難所の窓から闘うガメラをみつめる麻衣(久住小春)。その手の赤い石が光る。
「トトに…石を…」
麻衣はガメラの元に行こうと点滴を外し歩き出すが、看護士たちに止められてしまう。ベッドに戻った麻衣の元に少女(萩原舞)が近づく。
「渡すのね…トトに」
うなづく麻衣。赤い石を受け取った少女が走る! 避難しようと走る人の流れに逆らい、ひたすらに、ガメラの元に!
しかし、その小さい体はついに人波に飲まれてしまう。それでも必死に走ろうとする少女。伸ばされた少女の手から、別の少女2(中島早貴)が赤い石を受け取る。少女2が走る! 人の流れに逆らい、ひたすらに、ガメラの元に!
しかし、警備の警官に止められてしまう少女2。その手から石を受け取った少女3(矢島舞美)は、警官を振り切ると、走る! ひたすらに、ガメラの元に!(※予定ではこのあと赤い石は次々と手渡されてリレーされていくはずだったが、矢島さんがえらいスピードで1500m走りきってガメラの近くまで来てしまったので3人で終了)
一方、透子(嗣永桃子)はガメラとジダースが闘うすぐそばまで来ていた。追ってきた弥生(安倍なつみ)は透子を叱る。「あんまり心配かけないで!」。ガメラのそばに行きたいと訴える透子。そこに勝子(清水佐紀)と克子(岡井千聖)の姉妹が赤い石を持ってやって来た。「みんなが、持って来てくれたの」。石を受け取った透子は言う。「あたし、トトのところに行く!」。その強い決意に、弥生の心も動かされた。「わかった、あたしも行く」。
ガメラの元へ走る透子と弥生。ガメラの刺さったビルに入り、階段を駆け上がる! 崩れかけた階段では弥生が身を呈して透子を先に行かせる。そしてついにガメラの元にたどり着いた透子。透子の持って行った赤い石の力で、ガメラは新たな力を発揮、ジダースを倒すのだった!
自らも力を使い果たし、倒れるガメラ内閣府参議官(ばんばひろふみ)が命令する。「ガメラを確保しろ!」。自衛隊の車両がガメラに近づくが、その前に立ちはだかったのは透子、そして勝子と克子だった。「そこをどけ!」。叫ぶ参議官に弥生はこう告げた。「その子たちはどかないよ…あの子たちもね」。そう、3人の元へ、赤い石を運んできたあの少女たちが、そしてさらに多くの少女たち(Berryz工房℃-ute、エッグ選抜)が集まり、3人と一緒に自衛隊車両の前に立ちはだかるのだった。
そして勝子が叫ぶ。
ガメラは苦しんでる人間を助けるのに、どうして人間は苦しんでるガメラを助けちゃいけないの?」。
目を覚ましたガメラは、少女たちに見守られながら、大空へと飛び立っていくのだった…。


『仔亀トトの物語 〜GAMERA〜』・完