鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

娘。春コン

まず最初に。
私は昨年の春ツアーで娘。のコンサートはすごい領域に達したと思っています。構成、演出、そして娘。のパフォーマンス、すべてが相まって、エンターテイメントとして実に魅力的でパワフルなものになっていました。そのレベルは秋のツアーでもまったく損なわれることなく引き継がれ、そして今年の春ツアーに至っていました。私が観た5月7日のさいたまスーパーアリーナでの公演は、コンサートとしては大満足の内容でした。


しかし。
コンサートを観ている最中も、そして観終わって数日経つ今でも、なにかモヤモヤしたものが私の中には残っているのです。
理由ははっきりしています。今回のコンサートが、夏に小川さん、紺野さんの卒業を控え、現メンバーとしては最後のものになってしまっていたから。
コンサートを楽しみながらも、常に「ああ、もうこの10人での“モーニング娘。”のコンサートはないんだな」という、虚ろな気持ちを常にどこかに感じていた気がしています。
もちろん、ふたりの卒業公演となるのは夏のハロコンですから、今回のさいたま公演に「ラスト」という意味を付けるのは間違っているのかもしれません。でも、夏の卒業に向けて割り切るには、卒業発表から時間がなさ過ぎた。
このモヤモヤを言葉にするのなら、
中途半端。
そう、5月7日が、なにか中途半端なものとして私の中に残ってしまっているのです。