鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

インスト・バージョン考

昨日、安倍さんのニューシングルについての話題で「カップリング曲のインストまで入っているのはハロプロ系では記憶にない」と書いたところ、それにつけても@Morning Musume.の麦生さんが2曲ともインスト・バージョンが収録されているシングルを調べてリスト化してくださいました。ありがたいことです。
せっかく調べてくださったんでここからもう一転がししてみます。以下はそれにつけても@Morning Musume.4月11日付けテキストを参照しつつお読みください。
列挙されたシングルを見てみると、3通りのパターンに分類できるようです。

  1. 演歌系
  2. 2曲ともタイトル曲扱い
  3. カップリング曲にタイアップが付いている

まず、1.の演歌系は中澤さんと前田さんの曲が当てはまります。演歌系のシングルではカップリング曲のカラオケも収録されることが多いので、その慣習に従ったものと考えられます。
次に、2.の2曲ともタイトル曲扱いというのは昔風にいうと両A面シングルってことで、プッチモニの『青春時代 1.2.3!/バイセコー大成功!』と後藤さんの『サン・トワ・マミー / 君といつまでも』*1、そしてミニハムず/プリンちゃんの『ミラクルルン グランプリン! / ピ〜ヒャラ小唄』。プッチモニ後藤さんの曲については公式ディスコグラフィでも2曲のタイトルが併記されており、両A面シングルだったことがわかります*2ミニハムずとプリンちゃんは異なるアーティストの曲が1枚のシングルとしてリリースされる形だったし、これも両A面扱いだったと考えられます。
最後に3.のカップリング曲にタイアップが付いている場合。これは娘。の『ザ☆ピ〜ス!』。カップリング曲の『でっかい宇宙に愛がある』は24時間テレビのイメージソングとして使われています。それから市井紗耶香さんの『4U〜ひたすら〜』『不器用な天使』は、タイトル曲はゲームのCM・テーマ曲として使われており、ゲームのサントラにはカップリング曲も収録されているので、カップリング曲もタイアップ扱いになっていたのではないかと。2.で挙げたミニハムずとプリンちゃんの場合は両方とも映画に使われていたので2.と3.の合わせ技と見ることもできますね。
以上のように(三佳千夏さんの『あなたのシャツとLove song』『JOY!JOY!JOY!』が当てはまらないのですが)、基本的にシングルにインスト・バージョンが2曲収録されている場合、3パターンのいずれかの理由だと考えられます。そんなわけで、安倍さんの『I'm in Love』も、もしかするとタイアップが予定されていた、あるいは今後予定されているのではないか――などと思ってたりするのです。

*1:シングル『サン・トワ・マミー / 君といつまでも』の場合、タイトルの楽曲2曲とそれぞれのインスト・バージョン、そして『サン・トワ・マミー(Musical version)』が収録された5曲入りシングルとなっています。『〜(Musical version)』のインスト・バージョンは収録されていないので、この曲が通常のカップリング曲扱いだったと考えることができます

*2:『サン・トワ・マミー』と『君といつまでも』はリリース時にどちらも歌番組で歌われており、ここからも両方タイトル曲扱いだったことがうかがえます