鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

再び降り立つ。

思えば1年前、お台場冒険王の企画、ともえちゃんフォークジャンボリー内での保田さんソロコンサートを観に行き、そこで何人かの方と知り合ったのが私のヲタ活動の転機でした。あのコンサートを観に行かず、ヲタ仲間と出会うこともなければ、こうしてはてなダイアリーを始めることもなかったでしょうし、いわばあの日のお台場でヲタKKTは誕生したといって過言ではありません。それからちょうど1年、再び保田さんが出演するとなれば、行かないわけにはいかないでしょう。そう、誕生の地を、再び訪れるために。
正確な目的地がわからない、というのがなんとも締まらないところではありますが。
いや、それはむしろあっているのか、私に。

開演前

JR、ゆりかもめと乗り継ぎ台場駅に到着したのが13時過ぎ。先に到着しているyouさんに電話して合流。「おそらくここだろう」という場所で待つことに。そこはフジテレビ社屋北側の道路に面して設置されたステージ。イベント予定には何も記載されていないのですが、モニタースピーカーが用意されていることや、TVカメラのスタンドが準備されていること、何より周囲にほかに適当な場所がないことが予想の根拠。

周囲の様子はこんな感じ。開演時間前なのでこの時点では撮影禁止ではなかったのです。かなりステージとの距離が近いです。
やがてステージでスタッフがセッティングを始めます。その様子と、すでに人が集まっているのを見て通りすがりの人も足を止めたりで徐々に群衆が多くなっていきます。開演直前の様子だと、だいたい前3列(しっかり列ができているわけではありませんが便宜上)が保田さん、安倍さん目当て、その後ろは通りすがり、という感じだったと思います。
最初はいい感じに日が翳っていたのが雲が晴れて日差しが強まり、にもかかわらず天気雨で雨がパラ付くという厳しいコンディションの中待つこと2時間以上。15時45分ごろ、ステージにともえちゃん祭りのテーマが流れます。
しかし、ステージには誰の姿もなく、別の方向から篠原ともえ坂崎幸之助氏、進行役の女子アナの声が。まさかここじゃないのか? と一瞬思いました。しかし特にパニックのような騒ぎにならなかったのはたいしたもの。結局、最初のあいさつと1曲を歌い終えたところで坂崎氏、篠原、女子アナがステージに移動、イベント本編のスタートとなりました。

保田圭×安倍なつみジョイントコンサート

第一部がいきなり保田さん、安倍さんの出番で、ステージにふたりが登場。客席沸く(笑)。保田さんはオレンジのワンピースにベストを着て、髪に大きな花を付けたちょっとトロピカル? な衣裳。安倍さんはベージュのサロペットスカートにロングブーツで、結構露出の多い衣裳でした。
登場して会場のざわめきが収まるのも待たずに、保田さん、安倍さん、坂崎氏でRCサクセションの『ぼくの好きな先生』を歌い、そのあと安倍さんが下がって保田さん、坂崎氏でのステージ。歌ったのは以下。

『シンシア』を歌った後では恒例の坂崎氏の「今年は飛ばないのか!」(笑)。保田さんは「そういうこと言うとほんとに飛んじゃいますよ」と返していました。
3曲歌ったところで安倍さんにバトンタッチ。安倍さんと坂崎氏で以下の曲を。

  • 想い出がいっぱい (H2O)
  • ポスターカラー (古井戸)
  • チェインギャング (THE BLUE HEARTS

3曲目『チェインギャング』の前には「なっちでゲリラといえばこの曲」という坂崎氏の紹介あり。
3曲目終わって再び保田さんが登場します。保田さんは最初、譜面台の置いてあるステージ端の方に立つのですが、安倍さんに「遠くない?」と言われて中央付近へ。3人で再びRCのナンバーから『三番目に大事なもの』。この曲で最後のワンフレーズを保田さんに割り振った人GJ。
歌終わりで篠原さんと女子アナが登場して、篠原さんと安倍さんが熱い抱擁を交わしたりして(笑)、またあとで出ます的なアナウンスがあって第一部は終了となりました。時間は1時間弱。
第一部の感想としては、保田さんは歌ったことのある曲が多かったり、曲数が少ないこともあってか、昨年みたいに譜面台に視線が行くことも少なく、声も今年の方がよく出ていたと思いました。『心の旅』はアルバム『FS4』で中澤さんが歌っているバージョンのコーラスの入り方が好きだったので、それを再現してくれないかと思ったのですが、そうはいかずちょっと残念。
安倍さんは、ちょっと坂崎氏との声の相性が悪いかな、という感じはしました。あとブルーハーツの曲をやると坂崎氏のギターがしっかりし過ぎててちょっと違うんじゃないこれ、みたいな感じはしないでもないです。印象に残ったのは、保田さんはあまり動かずに歌っているんですけど、安倍さんは歌詞の内容に合わせて手を動かしたりの身振りがあるところ。安倍さんは一旦歌を自分の中で解釈して、自分のものとして表現しているっていう感じがしました。

フォーク・デイズ・スペシャ

第二部は「フォーク・デイズ・スペシャル」として、GTP、秋人という若手2組と、センチメンタル・シティ・ロマンス、ばんばひろふみのベテラン2組が別ステージで演奏。…なのですが私はちょっと暑さにやられてアクアシティ内のファーストフードでしばし休憩。そのあと観に行こうとしたのですが、この別ステージの場所がなかなかわからず、観たかったセンチは見逃してしまいました。
この別ステージは実はフジテレビ7階屋上庭園にあって、ばんばひろふみ御大のステージの途中でたどり着きました。こっちは1階ステージよりさらに近く、デパート屋上のアトラクションショーくらいの近さ(笑)。この頃は涼しい風も吹き、一息ついてもいたのでゆったりと観られました。
そしてばんば御大のステージ終了間近、なんか会場整理スタッフが増えたなと思ったら(笑)、第二部ラストということで篠原さん、坂崎氏に加え保田さん、安倍さんも登場。全員でジローズの『戦争を知らない子供たち』を歌います。この曲は保田さんはちょっと辛かったかな。キーの関係か、可愛い系の声で歌うので歌詞の内容と全然あっていないんですよ。
で、歌い終わったところで篠原さん、坂崎氏、保田さん、安倍さん、女子アナの5人は再び1階ステージへと移動するのですが、なんと! この移動は一般客も利用するエスカレーターで降りるという大胆な趣向。さすがにスタッフが一時的に一般客が乗るのを止めてはいたのですが、タイミングによっては一緒にエスカレーターで降りた人もいるのではないかな? 私はエスカレーターがしばらく利用できなさそうだったので、階段で1階まで降りました。よく降りたな、俺(笑)。

ともえちゃんフォークジャンボリー

再び1階ステージに会場を移しての第三部は、昨年はあまり歌わなかった篠原さんオンステージ。

  • 夕暮れ時はさびしそう (NSP)
  • 夕暮れ (with 安倍なつみTHE BLUE HEARTS
  • あの唄はもう唄わないのですか (with 保田圭:風)
  • あの歌が思い出せない (with 女子アナ:RCサクセション)
  • ROCKDOM 風に吹かれて (THE ALFEE)
  • 生活の柄 (高田渡
  • 帰れない二人 (井上陽水

『夕暮れ時は〜』『生活の柄』はそれぞれ先頃逝去したNSPの天野滋氏、高田渡氏への追悼の意味を込めて。『夕暮れ時は〜』では篠原さんがオカリナ、『あの歌が〜』ではギターを演奏。“親友”安倍さんと一緒の『夕暮れ』は安倍さん篠原さんで振りも付けていました。で、この曲では安倍さんパートで篠原さんが「なっち」コールを入れるものだから観客席からもコールが始まって安倍さんが笑いそうになったり。
安倍さんとの曲に続いての「すごく暗い曲です」と保田さん自ら語っていた(そんなに暗くないけどね)『あの唄は〜』では保田さん歌詞とちった(笑)。
さらにエンディングとして第二部の出演者も含め全メンバーが登場。明後日が安倍さんの誕生日なので客席も一緒に『ハッピーバースディ』の合唱もあり、篠原さんは安倍さんにさっき吹いたオカリナをプレゼント。
最後『あの素晴しい愛をもう一度』を全員で歌って終了、出演者がステージを去りますが、安倍さん貰ったオカリナを見事に忘れる(笑)。「なっち置いてっちゃった」という篠原さんの声に慌てて戻って来るというおいしいところを持っていってました(笑)。


一緒に観てたyouさんの電車の都合もあったので、イベント終了後は速やかに帰路に着きました。
1年ぶりのお台場、今年はゲリラということで待つのが辛かったり、会場の都合上昨年ほど落ち着いては観られませんでしたが、ま、無料だしね。近くで保田さんが観られて、歌の出来も良くて、満足なイベントではありました。


げ、着てたシャツに思いっきり汗で模様が付いてる…。