鉄よりつよいもの。(旧)

KKTのブログ『鉄よりつよいもの。』のはてなダイアリー時代(2004年から2017年まで)のアーカイヴです。新規更新はしません。現在は新しいブログ http://kkt.hatenablog.jp/ をたまに更新

娘。ドキュメント2005 アンケート・討論会

ラジオで話した話題その3です。
娘。ドキュメントの娘。進化論と称しての各メンバーの意見、討論会は興味深い企画でした。しかし、番組の作り方として引っかかる部分があって、今ひとつ気持ち良く観られないところがあります。
オンエア時にも書いたのですが、発端のアンケートをとることになった回。スタッフが「アンケートでもとってみようか」と提案し、矢口さんがこれに同意している。討論会のときも同様で、スタッフの提案を矢口さんが受け入れており、ナレーションでも「スタッフの提案で」と語られています。これは違うでしょう。ここは、新リーダーとなった矢口さんが、リーダー初仕事としてアンケート、討論会を希望するというかたちにして、新リーダー矢口さんの姿を印象付けるべきだったはずです。スタッフが提案しているところをカットして、ナレーションでつなげば矢口さん主導で進んだように見せられるはずなんですよ。放送された形だと、矢口さんの主体性が弱いように見えてしまう。
また、討論会はおそらく最初から矢口さんと年少組(ゴロッキーズ−藤本さん)でおこなうという流れありきだったのでしょう。年少組はまだ欠けているものがあるという図式で番組を作るのは構わない。ただ、ならば視聴者にも「年少組はまだまだだな、年長組はさすがだな」と思わせる番組作りを、メンバー個々へのアンケートの段階でしなければならない。オンエアを観る限り、むしろ年少組の方が具体的な課題として問題点を把握しているように見えます。結果として、矢口さんが年少組はまだまだという先入観を持っているように見えなくもなくなってしまったわけです。
ちょっとしたことで番組を観ている人に与える印象が変わるということを、もっと考えて欲しい。
以上は番組の作り方について気になる点なんですが、矢口さんの発言にも気になる点はあるんですよね。
矢口さんはスキルが高いですから、番組が望んでいるものをちゃんと理解して“新たに娘。を引っ張っていくリーダー役”をこなしているわけです。しかし、詰めの甘さが垣間見えるんですよね。討論会終盤、年少組の悩みや不安を聞いたあとで「番組でやってくれると思うよ」「できるといいね」というニュアンスの発言をしています。この発言はいったい何事か。番組の企画だとはいえ、ここはリーダーとして「私が何とかする」、あるいは「みんなでやっていこう」という、明確な意志を感じられる発言をすべきだった。それがリーダーらしく振舞うということでしょう。
物議をかもしているボイストレーニングや、ダンスレッスンのことなど、この番組はすごい領域に踏み込んでしまったと思います。矢口さんは、番組の企画ではあるもののほかのメンバーの抱える不安や葛藤を知ってしまったわけで、観てる人は矢口リーダーになにかやってくれると期待するとこがあると思います。そして番組の作り手には、矢口さんにそういう重荷を背負わせてしまった責任がある。
いい加減な感じでこの番組を終わらせたら、それは作り手として非常に不誠実な態度になると思います。


てなことをラジオで喋ったわけですが。録音したのを聴いたら語り口がマジ過ぎて我ながら正直引きましたw。そうかあのときリスナー数が減ったのは(ry
まあね、どう決着をつけていくのか、スタッフのお手並み拝見という気持ちで番組を観ていきますよ。
なんとなくお茶を濁して終わりそうな雰囲気が漂ってきましたがw。